【台湾インターネット事情】LIVE配信サービス使用状況調査

台湾を知る

MICの記事をみていたら、面白い記事があったので、考察も含めてご紹介。

間違い、解釈ミス等ございましたらご指摘ください!直します!

 

 

よく見るLIVEメディアやアプリ

MICの調査によると、LIVE放送を使用しているネットユーザーの傾向が発表されていました。

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複数回答ではありますが、他と比べた時のFacebookの人気度高いですね。
日本で一般的に使用するネットユーザーであれば、InstagramやTwitterの割合がもっと高くなるのではないでしょうか。台湾の場合、Twitterがランキングにも入ってきません。

LIVEメディアやアプリを使う要因についても調査されており、

1)免費內容較多(47.7%)無料サービスが多いから
2)操作介面友善(36.5%)操作性が高い、やりやすい
3)節目類型多元(28.2%)番組のバリエーションが多い
4)互動方式多元(20.4%)相互的な交流バリエーションが多い
5)網紅數量多(18.8%) 網紅(インフルエンサーやネットで人気な素人)が多い

などが挙げられています。

 

 

LIVE視聴者の男女比

また男女比をみると、男性の方が使用率(閲覧ユーザー)が高いです。

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理由としては女性は、SNS、ショートムービー撮影などのサービス内容で媒体を選ぶ傾向。
男性は Youtube(60.3%)、17直播(26.3%)に関しては女性よりも高い比率となっており、特に17直播に関しては、女性(12.7%)の約2倍も高くなっている。
男性向けの網紅が17直播に多いなどが考えられる。

また、女性は男性よりも知人の推薦によりLIVEメディアを選ぶことが多く、特にFacebookは78.8%と男性の64.6%と比べて大きく上回っている。

 

 

よく見る番組

■よく見る番組
1)休閒娛樂(美食、旅遊)(41.4%)レジャー(グルメ、旅行)
2)搞笑趣聞(32.3%)バラエティ
3)專業資訊(星座命理、科技3C、保養美妝、運動健身、投資理財)(27.3%)専門情報
4)新聞直播/現場活動(23.8%)LIVEニュース/現場からのイベント情報
5)流行音樂/演唱會(23.3%)流行音楽/音楽LIVE


この辺の傾向からみたら、若者中心っぽいなっていう印象ですね。

 

■フォローしているチャンネルは大きく分けて3つ
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1)專業資訊(34.9%)専門情報
2)休閒娛樂(31.4%)レジャー
3)搞笑趣聞(28.5%)娯楽面白ニュース

 

■年代による課金の差
・20-24歳が最も出費を行う  (28%)
・25-29歳が比較的保守的な傾向(8.3%)

また、20-24歳が最も交流に熱心な年齢であり、いいね応援(44%)、コメント(44%)と全体において明らかに高い割合だった。

 

■フォローの3大要因
1)幽默敢言   (39.4%)ユーモアがある
2)表演/內容獨特(35%)表現や内容が独特
3)話題性高   (32.6%)話題性がある

顔(見た目)が要因となっている割合は男女で差がある。

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・男性(29%)
・女性(15.4%)

他にも性別的な傾向としては以下。

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・スポーツ      :男性29.7%、女性16.9%
・ニュース/報道ライブ:男性24.8%、女性16.9%
・政治時事評論    :男性17.8%、女性11.3%
・消費/オークション :男性21.8%、女性28.2%


男性はニュース、スポーツ系に興味があり、女性はショッピング系を中心なのが明らかに数字に出てる。

 

 

LIVE放送を見るタイミング

■LIVE放送をみるタイミング
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1)家中休息時間(67.2%)家でリラックスしている時
2)晚上睡前(34.1%)就寝前
3)吃飯/聚餐時間(20%)食事の時
4)學校或公司休息時間(18.3%)学校や会社の休み時間
5)走路、搭車通勤(12.9%)通勤時
6)網紅直播時間(12.6%)網紅LIVE時間


半分以上が家で暇な時。ライブ放送だし、外出先で偶然見るのも不便ですしね。
ネットワークバリバリ使うのでwifi環境を確保してるのかも。

 

 

視聴者のメディアへの要望

■ネットユーザーがLIVEメディアに改善して欲しいこと3つ
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1)播放不順暢/斷線(46.5%)LIVEがスムーズにされない、止まる
2)置入性行銷多(31.6%)ステマが多い
3)畫質差(28%)画質が悪い


ネットワーク環境への不満が高いのは予想どうりですが、2位にステマが来てますね。
結構強めの訴求をしてるのかな。

ネットユーザーの31.3%に習慣的にに追っている配信主がいる傾向にある。

 

 

視聴者が配信者に対してとる行動

■配信主に対して行う交流内容
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1)按讚應援 (38.6%)いいねを押して、応援
2)純觀看  (34.8%)純粋に見ているだけ
3)彈幕/留言(26.9%)コメントを残す


いいねを押す数の方が単純な閲覧のみのユーザーよりも多いって、結構積極的に感じてしまうのは日本と比較してるからでしょうか。
いいねを押す敷居が低いので、いいねが多いからといって、それがコアファンとは限らないのかも。

また、15%が配信主へ課金(お金を落とす行為)をしている。
1)購買周邊商品(14.3%)周辺商品の購入
2)參加線下活動(10.9%)オフラインイベントへの参加

課金者の性別割合としては、
・男性ファンの18.6%
・女性ファンの10.8%
が網紅への支援活動に参加している。

MICによると、メディアはクレカ決済とつながっており、仮想消費方式のため、ファンは振込や商品購入に対して痛みを感じない。また、様々な応援方式をゲームが規制しており、ユーザーは知らないうちに多くの金額を払っているのではないかとしている。

 

 

情報参照元

※調查期間2017/6/2~2017/6/8,有効回答数1,500件,在95%信心水準下,サンプル誤差為±2.53%

▶︎【直播大調查系列一】網友最愛Facebook、Youtube、17直播
【LIVE調査シリーズ1】ネットユーザーが最も好きなのはFaebook、Youtube、17直播

▶︎【直播大調查系列二】31.3%網友追蹤直播主 15%追蹤者花錢打賞
【LIVE調査シリーズ2】31.3%のネットユーザーの配信主の15%が課金応援される

 

 

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