ライブドアブログからワードプレスへ引っ越し手順

コラム

先日、もともと運営していたライブドアブログからワードプレスへの引っ越しを完了させました。

その時の手順や気をつけたいことをメモがわりにまとめておきます。

これから引っ越し作業をされる方のお役に立てれば幸いです!

 

 

準備するもの

ライブドアブログからワードプレスに移行するにあたり、必要になってくるものは以下。

  • 独自ドメイン
  • サーバー

 

独自ドメインについて

独自ドメインとは?

自分で名前を決められるURLのことです。無料ブログの場合は、ブログ運営会社が提供してくれますが、ワードプレスでサーバーをレンタルする場合は、ドメインもレンタルする必要があります。ナンバープレートのような感覚。このブログの場合は、ドメイン「rieasianlife.com」を取得しています。

 

有名な会社設置できない設置できる

無料ドメイン 独自ドメイン
料金 無料 有料(ドメインにより異なる)
希望のURL 指定できない 指定できる
引っ越し できない できる
所有者 無料ブログ運営元 契約者(代行会社も可能)
Googleアドセンス広告 設置できない 設置できる
ドメイン提供会社(例) ライブドアブログ
アメーバブログ
ハテナブログ
お名前.com
エックスドメイン
ロリポップ(ムームードメイン)

今後、ブログの長期運営や収益化を考えている場合、独自ドメイン契約をお勧めします。

 

レンタルサーバーについて

このブログはエックスサーバーを使用しています。

ワードプレスのインストールも簡単で、SSL設定も無料でできます。

初心者の方は「サーバー」「ドメイン」両方エックスサーバーで契約する方がおすすめです。

容量は、規模によりますが、最初はX10プランで十分かと思います。

月額900円〜高スピードで安全なサーバーやドメインがレンタルする事が出来ます。
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引っ越し手順

サーバーとドメインの準備ができたらいよいよ引越し作業。

 

ドメインをサーバーに設定する

ドメインの名前のフォルダに入れる必要があるため、この作業はワードプレスインストールする前に行ってください。

サーバーパネル>ドメイン設定 を選択。

「ドメイン設定の追加」タブを選択し、ドメイン名に契約した独自ドメインを入力する。

例)rieasianlife.com

入力したら右下にある「ドメイン設定の追加(確定)」をクリックし確定させる。

これでサーバードメイン設定完了です。

ちなみに、wwwのサブドメインつきURL( www.rieasianlife.com )もアクセス可能。

 

海外アクセス設定解除

ウイルスのアタックなどは海外サーバー経由で行われることが多いためか、エックスサーバーのデフォルト設定では、海外からのアクセス不可になっています。

海外在住ブロガーや海外旅行先でも記事をブログ更新したり管理画面に入りたい方は、この設定解除は必ず行う必要があります。

サーバーパネル>WordPressセキュリティ設定 を選択。

 

セキュリティ解除したいドメインを選び「選択する」をクリック。

 

ここでアクセス制限を管理できます。

現在の設定がON セキュリティ設定中(海外からのアクセス不可)
現在の設定がOFF セキュリティ解除中(海外からのアクセス可能)

となります。

※セキュリティの解除は、その分海外アクセスが自由にできる状態になりますので、自己責任でお願いします。

 

 

エックスサーバーに、ワードプレスをインストールする

ドメイン設定が完了したら、いよいよサーバーにワードプレスをインストールします。

サーバーパネル>WordPress簡単インストール を選択。

インストールしたいドメインを選び「選択する」をクリック。

インストールURL インストールしたいドメインを選択。/以降は空白でOK
ブログ名 構築するブログ名前
ユーザー名 ワードプレスのログイン情報
パスワード ワードプレスのログイン情報
メールアドレス メールアドレスを記入
データベース 「自動でデータベースを生成する」を選択

ワードプレス登録情報を記入し右下にある「インストール(確認)」をクリック。

 

この画面になれば、インストール完了です。

ワードプレスの管理画面ログインアドレスにアクセスしてログインできるか確認してください。

 

データをライブドアブログからダウンロード

ライブドアの管理画面に入り、「バックアップ(エクスポート)」から、現在のライブドアに登録して居るテキストを全てダウンロードできます。

ダウンロード設定はこんな感じ。基本的にはすべてダウンロードしますが、必要ないものや移行したくないものは随時調整してください。

改行は改行を<br>タグに変換を選択すると、変なところが改行したりするらしいので「改行をそのまま出力」を選択してください。

「ブログのデータを書き出す」をクリックするとダウンロードが始まります。

量が多いとしばらく時間がかかります。

終わると「backup.txt」というフォルダがダウンロードされると思います。

 

 

コンテンツのURLを一括変換

ライブドアブログとワードプレスの階層のつくりが違うため、ダウンロードした「backup.txt」のURLを変更する必要があります。

変更しないとコンテンツをアップロードした時、画像のリンク切れ状態になります。

ライブドアブログ
http://livedoor.blogimg.jp/アカウント名/imgs/〜
ワードプレス
http://独自ドメイン名/wp-content/uploads/imgs/〜

ライブドアブログのURLをワードプレスのURLに一括変更してください。

文字化けした場合は、文字コードが「UTF-8」になってることを確認してみてください。

 

 

ライブドアブログから画像を一括ダウンロード

一枚ずつアップロード繰り返すのは、めんどくさいので、一気にまとめてアップロードしましょう。

まずツールを使って、サイトから画像をダウンロードします。

 

Macの場合、使った画像ダウンロードソフトは「SITESUCKER」

Rick's Apps

※このソフトでダウンロードできる画像はブラウザ上で表示されている画像なので、元画像より圧縮されてる可能性がありますので、ご了承ください。

 

インストールは、最新アプリが有料なので、一つ前のバージョンをダウンロードします。

インストールしたら、アプリを起動します。

 

WebURLのところにダウンロードしたいライブドアブログのURLを入れます。

Settingのところで余計なファイルを落とさないように設定します。

General>Path Constraint を「Paths Settings」を選択する。

この設定をしないと、全ファイルをダウンロードしちゃうので大量のファイルになっちゃいます。

その下の「Download Floder」で、ファイルの保存先を変更できます。

次、画像のみをダウンロードしたいので以下の設定をします。

File Types>Filter>Images にチェックを入れる。

 

続きまして、ダウンロードする画像のフォルダを指定します。

Paths>Paths to Include(取得対象に入れるパス) に「ライブドアブログURL」と「ライブドアの画像のパス(imgsまで)」以下を入れます。

https://ドメイン名/
http://livedoor.blogimg.jp/アカウント名/imgs/

しばらくするとドメイン名で画像の入ったフォルダができます。

 

ワードプレスに画像をFTPでアップロード

ダウンロードした画像はワードプレスにFTPツールを使ってアップロードします。

アップロードする階層は「backup.txt」で書き換えたこの階層です。

独自ドメイン/public_html/wp-content/uploads/imgs/ この中

 

FTPツールは、使いやすいものを使っていただくと良いと思います。

私は、いつも使っているのは有料の「Coda2」を使用してます。

無料で使えるソフトは「Cyberduck」などがよく使われています。

 

 

パーマリンク設定

ライブドアとワードプレスのURLは作りが違います。

そのため、移行する際は、ライブドアのURL階層をワードプレスに引き継いだまま適用させる必要があります。

 

この設定をミスると、過去シェアしたURLでアクセスした際に404ページになっちゃいます。

設定>パーマリンク設定 のページで一番下のカスタム構造にチェックを入れます。

 

ライブドアのデフォルトのURLがこれなので、

http://ドメイン/archives/12345.html

ワードプレスも同じ階層になるように「カスタム構造」の部分に以下を入れる、

/archives/%postname%.html

これで吐き出されるページが、http://ドメイン/archives/12345.html になりました。

 

もともと/archives/を使っていた方は、パーマリンクは下手にいじらないほうがいいです。

新規書いていく記事については、URLを/archives/配下にしたくないときは、プラグイン「Custom Permalinks」を入れて個別に書き換えることができます。

Custom Permalinks
Set custom permalinks on a per-post, per-tag or per-category basis.

 

 

ワードプレスに記事をアップロード

ワードプレスにいよいよ記事をアップロードします!

場所はワードプレスの管理画面

ツール>インポート>Movable TypeとTypePad

 

最初は他の項目と同様に「今すぐインストール」になってると思うので、インストールしてください。

 

インポートが完了したら、試しにページを見てみてください。

記事内に画像がちゃんとアップロードされていて、テキストも全ページアップされて入れば完了です!

※サムネイルは移行されないことがあります。調べているのですが、完全移行されるのは難しいようなので、サムネイルのみ自分で手作業登録か、1枚目の写真をサムネイルに設定するようなプラグインを入れるなどの対策が必要です。

 

 

SSL設定

SSL設定もエックスサーバーで契約していれば、簡単にできます。

SSLとは、インターネット上で個人情報等を送信する際に情報漏洩を防ぐための暗号化技術

具体的にどんなサイトがSSL対応されているかというと「https://〜」となっているサイトです。SSL対応されてない場合「http://〜」となっています。

現在常時SSL化が推奨されており、この設定がされてないとアドレスバーに「保護されていません」が出るようになります。そんなサイト怖くて誰も寄り付かなくなっちゃいますよね。

 

 

サーバーパネル>SSL設定 を選択。

 

 

ドメイン選択画面で、SSL設定したいドメインを選択します。

 

「独自SSL設定の追加」タブを開き、指定したいドメインをプルダウンから選択。

「独自SSL設定を追加する(確定)」で適用を確定させると、SSL設定完了です。

これで「https://〜」でもアクセスできるようになります。

 

 

http→https自動転送設定

SSL設定が終わるだけではまだ完璧とは言えません。

過去の投稿やSNSシェアしたサイトはhttp://〜でシェアしている可能性があるので、http://でアクセスしてきた方もhttps://へ自動転送してあげましょう。

ここはちょっと技術的なところなので、コピーする方は気をつけてください。

間違えた時に復旧できるようにバックアップは必ずとって作業したほうがいいです。

 

サーバーパネル>.htacceess編集 を選択。

 

ドメイン選択画面で、.htaccessを編集したいドメインを選択します。

 

.htaccess編集」のタブを開くと以下のようにコードがデフォルトでは記載してあるはずです。

# BEGIN WordPress
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteRule ^index\.php$ – [L] RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /index.php [L] </IfModule>

# END WordPress
SetEnvIf Request_URI “.*” AllowCountry

 

以下のプログラムを一番下に追記します。

<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
</IfModule>

 

追記が終わったら「.htaccessを編集する(確認)」を押して保存してください。

これで、転送設定も完了です。試しに「http://〜」へアクセスし「https://〜」へ転送されるか確認してみてください。

 

エックスサーバー上で設定する項目は、これで完了です。

 

デザイン・広告分析タグを整える

デザインテンプレートは好きなものをご使用ください^^

広告分析タグについては、設定項目はざっとあげて以下あるかと思いますので、漏れないように設定頑張ってください。使っていない機能があれば無視してください。

  • Google Analytics(トラッキングID)
  • Google Search Console(サイトマップ、robot.txt、所有者情報)
  • Googleタグマネージャー
  • 楽天アフィリエイト
  • Amazon
  • GoogleAdsence
  • Yahoo!ショッピング

 

 

ライブドア独自ドメイン設定解除(独自ドメイン設定を行っている方のみ)

デザイン設定等完了したら、ライブドアブログといよいよおさらばです。

ライブドア管理画面 ブログURL>ブログURL設定のドメイン を選択。

独自ドメインから「livedoor.blogドメインを使用する」を選択し、設定してください。

(写真は以前の私のライブドアドメイン画面)

 

これで、ライブドアブログのドメインがデフォルトのlivedoor.blogになりました。

 

 

ライブドアから記事を削除する

現状ライブドアの記事を全てワードプレスに移行しているので、Googleからみたらコピーコンテンツと認識され、評価が下がるのでSEO的に良い状態ではありません。

 

記事を削除する前までの対応策として、一旦自動転送させます。

 

ライブドア管理画面>デザイン / ブログパーツ設定>デザイン設定(PC)>カスタマイズ

 

また、ライブドアブログにアクセスした方は、ページをリフレッシュし、新しいページへ自動転送させてあげましょう。

以下をライブドアブログのテンプレートの<head>タグ直後に挿入します。

<meta http-equiv=”refresh” content=”0;URL=’https://ドメイン/‘” />

個別ページは個別記事へ転送させるため、赤文字の部分を以下に書き換えて挿入してください。

トップページ:https://ドメイン/

個別記事ページ:https://ドメイン/archives/<$ArticleId$>

カテゴリアーカイブ:https://ドメイン/archives/<$CategoryName$>

月別アーカイブ:https://ドメイン/archives/<$MonthLabel$>

 

また、コピーコンテンツ対策のため、ライブドアブログにインデックスとキャッシュをさせないようにGoogleクローラに知らせます。

以下をライブドアブログのテンプレートの</head>タグ直前に挿入します。

<meta name=”robots” content=”noindex,follow,noarchive” />

 

無料ブログはhtaccessをいじれないので、この対応を一旦入れておき、アクセスが完全になくなり、全ての記事が移行完了していることを確認したら、ライブドアブログの移行済みの記事は、削除してください

 

番外:お名前.comで独自ドメインを契約していた場合、DNSを解約

ライブドアブログの場合、独自ドメインをお名前.comを契約するとDNSの設定が必要でした。

エックスサーバーの場合、DNS設定もセットになっているので、全ての設定が終わり、エックスサーバーで動いていることを確認できたら、お名前.comは解約しても問題ありません。月額100円かかるので、私は解約しました。

ただ、解約場所がわかりにくいので、メモがわりに追記しておきます。

お名前.comにログインした後、以下のようなドメインの画面になります。

解約するドメインがあることを確認し「ドメイン機能一覧」を選択。

DNS関連機能の設定」を選択。

ドメイン設定の一番右下にある「DNS追加オプションのご解約、ゾーン解除のお手続きはこちら」をクリック。

 

DNS追加オプションの解約」にチェックを入れて「次へ進む」をクリック。

 

契約してるドメインを選択し、解約日をカレンダーから選択し「確認画面へ進む」で解約申請を行います。

 

内容を確認し問題なければ「規約に同意し、上記内容を申し込む」をクリックして確定。

 

DNS追加オプションの解約が完了とでれば終了です。

あとは解約日に実行されるので、問題ないかチェックしてください。

 

私の最低限入れておきたいプラグイン3選

使っていく上でカスタマイズしていくと思いますが、おすすめデザインテンプレートや入れておきたいプラグインで私がおすすめなのはこちら。

 

分析プラグイン:Jetpack by WordPress.com

Jetpack – WP セキュリティ、バックアップ、高速化、成長
バックアップ、WAF、マルウェアスキャンなどの強力なワンクリックツールで、WP のセキュリティを向上させます。 統計情報、CDN、ソーシャル共有など無料ツールが含まれています。

ワードプレスで分析は必須。ログを残さないと分析ができないので、Jetpackは導入してすぐにインストールしておくことをお勧めします。

 

管理プラグイン:Broken Link Checker

Broken Link Checker
Broken Link Checker はリンクと画像のリンク切れを、SEO や UX に悪影響が出る前に見つける手助けをします。ダッシュボードから簡単に問題のスキャンと一括修復が行えます。

ブログのリンク切れをチェックしてくれるプラグイン。リンク先につながらないものや画像が表示されていないものなどをチェックして教えてくれます。

 

便利プラグイン:Google XML Sitemaps

XML Sitemap Generator for Google
Generate multiple types of sitemaps to improve SEO and get your website indexed quickly.

Googleのサーチコンソールに記事が公開された時に自動でサイトマップを作成、通知してくれるプラグイン。

 

 

終わりに

やっとライブドアブログからワードプレスへ移行作業が終わり、やったことをまとめました。

かなり量があるので、自分でももう一回やれと言われたら、抜け漏れがでそう・・・。

この記事は、私が実際にやったことをこれから移行作業を頑張る方に向けて書いたメモ記事になります。もし漏れてることがあれば、ご連絡ください、追記します。

 

作業的に結構専門知識が必要になるので、1回だけだしここまでするの大変!って方は、WordPress移行代行してくれる会社があるので、頼むのも良いかと思います。

心配な方はお問い合わせしてみてください。

↓たとえば、こんなところ↓

 

それでは、みなさま良いワードプレスライフを〜!

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