【高雄:茄萣】高雄の西側最北端「茄萣」で文化に触れて、グルメを堪能してみた

旅人
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行ったことないところに行きたくなる癖があるRie(X rieasianlife、IG taiwanandasia1708)でございます。

今回は、高雄の西側最北端にある街「茄萣」という街に行ってみました。行こうと思ったきっかけは、そこに伝統的なお菓子があって、食べてみたかったのと、港があって海鮮が食べれそうだったから。

そういう理由で、ふらりと行ける旅をよくしています(笑)

 

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高雄市内から茄萣への行き方

茄萣への一番近い列車の最寄駅は「大湖車站」。

大湖と聞いて、イチゴが有名な苗栗?と思ったんですが、高雄にも大湖っていう駅があるみたいです。ちなみに、調べてみると地元の方々はここのことを「大樹」と呼んでいるみたいです。

昔ながらのシンプルなデザインの綺麗な駅。

小さな各駅停車の電車しか停まらなそうでしたが、ちゃんと駅員さんもいる有人駅でした。

まだまだ目的地にはついてません。ここからさらに、バスに乗り換えます。

電車の駅を出てまっすぐ進むと大通りに出るのですが、そこから左に曲がると、バス停「大湖火車站」があり、以下のどちらかのバスに乗り込みます。

最短時間と便利性を考えて、今回は電車経由で行ったんですが、このバスの経路を見ると、高雄市内でも地下鉄が家や最寄りの場所から近ければ、電車より時間はかかるかもしれないですが、「MRT鳳山駅」か「MRT南岡山駅」からバスに乗った方がわかりやすいかもしれません。

ここで注意したいのが、このバス停本数がめちゃめちゃ少ないです。

この日もGoogleマップの経路を頼りに行ってみたんですが、Googleマップの時刻表が正確ではなく、30分くらいは待つことになりました。

だいたい揺られること20分くらいで「頂茄萣」駅に到着します。バスに乗る時間は思ったより近いなと思いました。頑張れば、ちょっと大変ではありますが、電気YouBikeでもいけそうな距離感です。

この「頂茄萣」駅が今回の最初の目的地の最寄り駅なので、見逃さないように降りてください。(似たような名前の駅がたくさんあるので間違えないようにね)

 

茄萣を散策!

それでは、ここから実際に私が行った経路にて茄萣を散策していきましょうー!

この日行きたかった場所には全て行けたんですが、この日はすっごく寒くて、早々に退散しちゃったので、全部は全然見切れていないので、また機会を作って行こうと思っています。

 

上茄萣市場

まずは、駅のすぐ近くにある朝市「上茄萣市場(高雄市茄萣區頂漁路12號)」から!

朝市なので、行かれる際は午前中に!Googleマップによると朝6時から12時まで営業してるみたいだけど、早すぎず遅すぎずな時間を狙っていくのがおすすめです。

今回は購入してないんですが、ここの揚げ物が安くて美味しいらしいです(↑写真右)

もし市場の中で見つけたら是非、食べてほしいのがこの「肉夾饃」っていう屋台!

パリパリサクサクのパイ生地のようなバーガーにほぐした豚の角煮と野菜を炒めたものを挟んだ中華風サンドイッチみたいなもの。1つ70元で販売されています。

市場の中に座れそうなところが見つからなかったので、購入して、廟の椅子で食べまして。

ジューシーなお肉とサクサクのピーマンの食感がまた最高!パイ生地はボロボロとこぼれちゃう太陽餅みたいなパイで、こぼれないように気をつけながら食べましたが、もんのすっごくおいしかったです。

 

頂茄萣賜福宮

次にやってきたのは、市場の一番奥にある廟「頂茄萣賜福宮(高雄市茄萣路二段57號)」。

開基頂茄萣媽と呼ばれているということは、頂茄萣で最初に開かれた媽祖廟です。(開基とは最初に開いたという意味)この辺りの中心となる廟です。ちなみに、公式のInstagramFacebookもあります。

大清乾隆廿三年(1758年)に建てられた廟で、中国の唐山から台湾に船で茄萣海岸にきた際、船員がトイレに立ち寄るために、媽祖様を砂丘においたところ、ご神像が見当たらず放置していったらしい。その後、夜中に茄萣の住民が砂丘で光を放つご神像を発見し、神様にお聞きしたところ、媽祖廟を建設するように指示があったため、建てられた廟らしいです。元々は、頂頭山で竹で編まれた草式の簡素なものだったらしいんですが、現在の頂茄萣と下茄萣の地区へ移動し建設されたそうです。

日本人と関係のある逸話も残っており、第二次世界大戦後、終戦を知らずにとどまっていた日本兵の霊を鎮めるようとしたが、土地を譲ろうとしなかったため、媽祖様のお告げで油で揚げたらしい。

参考:賜福宮「俠客媽祖」直搗校園抓鬼 厲鬼慘被油炸飄惡臭

この廟の特徴は、境内の中にあるこの陶器の彫刻。

通常だと、ほとんどが木製や石づくりで、たまには見かける陶器の彫刻絵図ですが、ここはほぼ全ての壁にかけられたシーンが陶器で作られています。

たくさんの神獣や動物たちがいるので、ぜひ見つけてみてくださいね!

 

白香餅

地方散策旅では必ず買って帰るものといえば、その土地特有のお土産。

実は、今回の茄萣旅はこの「白香餅」という伝統的なお菓子があることを知って食べてみたい!と思って計画したのがきっかけのデブ活旅でした(笑)

白香餅は、茄萣地区の数件のお菓子屋さんで製造販売されているんですが、今回行ってきたのは、賜福宮のすぐ近くにあった「寶興餅舖(高雄市茄萣區茄萣路二段53號)」。

1袋60元で販売されている、オリジナル(原味)と黒糖を買ってきました。

白香餅とは、小麦粉で作られた平べったい生地の間に砂糖を挟んで焼いた伝統菓子。太陽餅を引き延ばしてさらに薄くしたようなお菓子で、台南の銅銭餅にも似てますが、白香餅は真っ白で甘さも控えめ。その昔、茄萣の漁民が海に漁に出るのに、携帯食として持って行ったものから始まったらしい。

真っ白な生地に1本切れ目が入っていて、切れ目の上に店特有の家紋のような赤いハンコが捺印されています。ハンコの形はお店によって様々で、4つの点だったり、店名の各印だったり、寶興餅舖のハンコは丸に三角が入ったものでした。

 

興達港へ移動!

この日は、かなり寒くて、お腹もいっぱいになったし、次の目的地へ移動。

本当はバスに乗って移動しようと思ってたんですが、興達港周辺が工事をしていて、バスで降りたとしてもかなり歩く必要があったので、大人の力でUberを呼んで楽々車で移動しました。だいたい15分くらいで到着しました。

到着すると現れるこのカラフルな船が止まってる漁港!そこまで巨大ってわけではないですが、台湾っぽい色合いやイラストが描かれた船がたくさん停まっていて、見るだけですっごく楽しかった!

時刻は11時ごろ。

小腹が空いてきたので、倉庫みたいな建物にレストランがありそうだったので入ってみました。

もう一つ別の屋台が並ぶ通りは、まだ開店準備していてお店が空いてなかったので。

ひとまず一番人が多そうだった「展」というレストランで食事することにしました。

一人でボリュームが多そうだったので、あまりたくさん頼めなかったんですが、この3つを注文。「生魚片(150元)」「炸白帶魚捲(100元)」「鮮魚薑絲湯(100元)」。小さいサイズにできますか?って聞いてみたけどダメだった。

味は、うーん、、、普通かなって感じでした。巻き巻きの太刀魚は珍しいので良かったし、スープも魚がゴロゴロ入ってて旨味たっぷりだったんですが、お刺身がちょっとタンパクすぎて、冷凍っぽくて残念だった。もしかしたら、ここじゃなく、屋台ストリートのお店で食べた方が美味しいかも。(個人の感想です)

お腹も膨れたし、屋台のお店もオープンしだしたので、こちらのストリートへ移動。

こちらは入り口手前の方の写真で、屋台形式でいろんな海鮮を使ったおやつや料理を販売していたり、お店によってはイートインもありました。

そこで見つけたこの旅で一番の絶品おやつがこの「地瓜餅、山藥餅」!!!!さつまいもと山芋を練って丸めて潰して焼いて、ピーナッツや黒胡麻の粉をつけて食べる昔ながらのおやつです。

以前、屋台で食べたことがあったんですが、ここのはそこで食べたものの数百倍美味かった!海鮮漁港なんですが、インスタグラムでグルメを検索すると必ずこれがヒットするんですよね。漁港の海鮮よりも人気みたいです。

今回は2つしか買わなかったんですが、こんなに美味しいと知っていたらパック買いしたのに!!!次回はたくさん買って帰ります。

屋根があるエリアを抜けると、こんなふうにさらにお店+屋台のエリアに突入します。

ここでは、持って帰って家で調理する用のたくさんの魚介類や唐揚げ、海鮮レストランが並んでいます。

茄萣三寶(茄萣の3つの宝)の一つ、「カラスミ」もここで購入することができます。(ちなみに、烏魚子、白香餅、海鮮が茄萣三寶)

そこで見つけたのがこのお店!!!!すでに茹でて調理してある海鮮がたくさん販売されていて、ほぼ全てが1パック100元!!!少し大きめでも150元とかなりお得!

今回、カニとタコとイカを買ってきて家で美味しくいただきました。これで300元はお得すぎるうううう♡

 

情人碼頭

お腹もいっぱいだし、バス停目指して観光がてら、興達港からYouBikeをレンタルして、少し散策してみることにしました。

途中いくつかバス停の駅はあったんですが、YouBikeを返却できる場所が「情人碼頭」だったので、ここまで自転車で走ってみました(所要時間大体20分くらいだったと思います)

ただ、興達港の周りは情人碼頭までの道のりには、ほっとんど何もありません。

ひたすら心折れそうになるくらい人っこひとりあるかないし、大型車やダンプカーなどがビュンビュン走る道路の隅を頑張って自転車で走るので、ちょっとこの移動はお勧めできないかもしれません(笑)

ちょっと運動したい方にはピッタリです。暑い日は日陰もないので、やめましょう。

無事に、情人碼頭でYouBikeを置くことができました。電気バイクの方があれば、全力でそれをおすすめしたいんですが、ほぼありませんでした。

ちなみにここまで自転車で来た方は、実は最寄りの電車の駅「大湖車站」まで情人碼頭が3分の1あたりなので、頑張れば、自転車で電車の駅まで戻ることができます。元気がある方どうぞ。

情人碼頭のフォトスポット「心心相印広場」でございます。

日光に焼けて酸化してるんだと思うんですが、インスタやGoogleマップに掲載されてる写真とだいぶ色合いが違う(笑)寂れた感じがかなり予想と違ったので、逆に面白かったです。

心心相印広場のすぐ近くにある「興達遠洋漁港」というバス停からバスに乗車し、高雄市内へ。

来た時と同じ紅71がちょうど来たので、それに乗って列車の駅ではなく、岡山の地下鉄の駅まで乗って帰りました。岡山駅までも思ったよりも遠くなくて、行きもこっちの方が楽かもなと思った次第。

余談ですが、私が乗車したバス限定だと思うんですが、手書きで貼り付けてあった「ゴミ捨て」に関する運転手さんの悲痛な思いが最高でした(笑)

 

終わりに

日頃から気になっていた「茄萣」にふらりと行ってみました。

ただ、ちょっと日が悪く、この日はこの冬最大の寒波と言われるほど寒い日だったので、その寒さに心折れてしまい、夕方には帰ってきてしまいました。もう少し見たいところもたくさんあったので、またいつかリベンジしようと思います!!

こういうメジャーではないけれど、文化がたくさん残る地方を散策するのいいですよねー!新しい発見や面白いもの、美味しいものが必ず見つかります。

この記事をきっかけに、茄萣が皆様のGoogleマップのピンが登録されますように。

 

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