台湾在住の美味しいものを食べ歩くのが趣味の美食寄りブロガーRie(@rieasianlife)です。
私は、ケーキやプリンなどの洋菓子やもちろん和菓子も大好きなんですが、台湾の伝統的な中華菓子も大好き(つまりなんでも好きw)。
中華菓子になるとお腹いっぱいになることも多くそんなに量は食べれませんが、お茶と合わせてアフタヌーンティーごっこをちょくちょく自宅でやっちゃうくらい好きです。
今回ご紹介するのは、そんな超伝統的なお菓子を売る老舗「裕珍馨」。
種類が多く食べきれないので、全商品を買うことはできませんでしたが、有名商品を中心に買ってきました!
KKdayにて裕珍馨のパイナップルケーキは日本へのお取り寄せも可能です♪
裕珍馨 台北旗艦店に行ってきたよ
今回ちょうど通りかかってお邪魔したのは、台北旗艦店。
松山新店線の「小巨蛋」駅から徒歩5分ほどの場所。
隣の駅「南京三民」との間より少しだけ小巨蛋よりにあるお店です。
時間 9:00〜22:00
電話 0225779025
住所 台北市松山區南京東路四段180號
この裕珍馨は台中の大甲が発祥の伝統菓子「餅(ビン、お餅じゃないよ)」を扱うお店さん。
裕珍馨の創業物語が公式サイトにありました。
1966年爸爸陳基振想要創業,也來求籤請示媽祖,阿公「看見」籤條上一堆滿滿的餅形,就說:「媽祖指示要做餅啦!」爸爸根本就不會做餅,只覺得或許是多桑看錯了?於是就去擲筊問媽祖,在連獲六次聖筊後,這才下定決心,在媽祖廟旁的巷內租了店面,開了一家小小的「裕珍馨」餅店。
1966年創業者の陳基振さんは、媽祖様に求籤(質問すること)しました。すると、まん丸な餅(ビン)の形が見え「媽祖様は餅を作れと言われている!」と気付きます。元々餅屋をする予定なんてなく、気のせいか?見間違いか?と疑い、6回の聖筊(ポエ)を投げて再度聞いてみたところ全て同じ答え。これが決め手となり、媽祖廟のそばにある場所を借り、小さな「裕珍馨」餅屋を創業することとなったそうです。
現在でも台中本店「裕珍馨 光明旗艦店」はこの媽祖廟「大甲鎮瀾宮」の近くにあります。
店内には結婚式の引き出物に使われる太陽餅や月餅だけでなく、お土産にぴったりな箱セット、個人で気軽に食べられるバラうりもたくさん売ってありました。
今回はいくつか気になったものをピックアップして買ってみました!
気になるお菓子を買ってみたよ!
一緒に行っていた台湾人の子に教えてもらい、有名なものからその時直感で美味しそう!と思ったものまで、各種いろんな種類を買ってみましたー!
ただ種類が多すぎて、一人で食べるには無理すぎたので、数日に分けて食べました(笑)
最も有名な「奶油小酥餅」
まずは「裕珍馨といえば、一番有名なのはこれですよ!」と言われた奶油酥餅から。
- 奶油小酥餅 – 牛奶(ミルク)
- 奶油小酥餅 – 焦糖牛奶(キャラメルミルク)
- 奶油小酥餅 – 焦糖瑪奇朵(キャラメルマキアート)
- 奶油小酥餅 – 黑糖(黒糖)
- 未購入:奶油小酥餅 -咖啡(コーヒー)
- 未購入:奶油小酥餅 -桂圓(龍眼)
- 未購入:奶油小酥餅 -香蒜(ニンニク)
上の4つだけ買ってみました。
本当はこれよりもまた一回り大きいもの(結婚式の時にお嫁さんの友達に配られる喜餅くらいのサイズ)が有名な「奶油酥餅」なんですが、それは流石に一人で食べるには大きすぎるので、一つ小さいやつを買いました。
奶油酥餅は、裕珍馨が最初に売り出した商品で、初代から現在まで受け継がれています。(今は3代目)
裕珍馨がある台中といえば、太陽餅という大きなお菓子ですが、この奶油酥餅は太陽餅や同じような見た目の麥芽餅とはまたちょっと違ったお菓子。
奶油小酥餅 – 牛奶(ミルク)
奶油小酥餅 – 牛奶 38元
味はこれがオリジナルの牛乳味。
中は空洞で、皮の内側にミルク味のクリーム?もちのようなものがついています。
濃厚な牛乳や練乳ってほど強い感じでもなく、優しいほっこりミルクって感じ。
比較的オーソドックスないろんな人に好かれる味だと思います!
奶油小酥餅 – 焦糖牛奶(キャラメルミルク)
奶油小酥餅 – 焦糖牛奶 38元
これはミルクキャラメル味!
台湾の伝統菓子なのになんだか洋風です♪
中はキャラメルというよりもミルク味よりもさらに濃厚な練乳に近い感じ。
これもやっぱり美味しい!
中の餡はミルクと同じく形状を保ったお持ちのような感じです。
奶油小酥餅 – 焦糖瑪奇朵(キャラメルマキアート)
奶油小酥餅 – 焦糖瑪奇朵 38元
こちらは、キャラメルマキアート。
確かに香りは、先ほどのミルクキャラメルより、ほんのちょっとだけコーヒーっぽい香りがしました。
切ってみると、茶色いまさにキャラメル色!
味は、森永のキャラメルに似た感じで、こちらの方がザ・キャラメルって感じでした。
コーヒーの味はそこまでしませんでした。
奶油小酥餅 – 黑糖(黒糖)
奶油小酥餅 – 黑糖 38元
こちらは、昔ながらの味黒糖の奶油小酥餅。
袋を開けてもほのかに黒糖の甘い香りがしたんですが、切るとさらに甘〜〜〜い!
一気に唾液が出てきました笑
今回購入した奶油小酥餅の中で、黒糖が好きっていうのもあるかもですが、一番美味しかった!
皮と餡がベストマッチしていて、口に入れてハムハムするとじゅわぁ〜〜〜っと甘さが広がり幸せでした笑
なんだかこれが一番餡の量が多くて、甘かった気が・・・?
自分用には「迷你奶油酥餅」
こちらは先ほどの奶油小酥餅をさらにミニサイズにした迷你奶油酥餅。
以下の3つを買ってみました。
- 迷你奶油酥餅 – 牛奶(ミルク)
- 迷你奶油酥餅 – 鳳梨(パイナップル)
- 迷你奶油酥餅 – 伯爵紅茶(アールグレイ)
この商品は2010年にできた比較的新しめの商品で、当時、長榮航空(エバー航空)とのコラボレーションにより生まれた商品。
3代目の陳穎政さんが飛行機の中での飲食量と栄養規則を考えて開発した商品とのこと。
飛行機内の低温保存の環境下において、酥餅の食感と味を保ちより美味しく、さらに気圧の変化で膨れ上がってしまう包装も改良。皮はサクサク、餡はもちもちとした特徴を幾度となる実験の末生み出したそうです。
大きさの違いはこんな感じで、迷你奶油酥餅の方がひとまわり小さくなっています。
奶油小酥餅だと少し大きすぎるので、このサイズ感が間食に程よい!
そして、やはり改良されているだけあり、厚さも迷你奶油酥餅の方が気持ち厚く、餡の割合が多い気がしました。
迷你奶油酥餅 – 牛奶(ミルク)
迷你奶油酥餅 – 牛奶 38元
こちらはオリジナルのミルク味の小さな迷你奶油酥餅。
味は、奶油小酥餅と同じなんですが、なんだか気持ちミルク餡が多いような?
フカフカとした生地は、奶油小酥餅よりもやっぱり迷你奶油酥餅の方が好みでした!
迷你奶油酥餅 – 鳳梨(パイナップル)
迷你奶油酥餅 – 鳳梨(迷你旺來酥餅) 40元
こちらはパイナップルの餡を使った迷你奶油酥餅。
切った瞬間に広がるパイナップルの爽やかな香り!
食べてみると、酸味がすごく感じられ、甘すぎない。
パイナップルケーキももちろん美味しいですが、こちらも良い!
食べ終わってもしばらく酸味が残るので、余韻に浸りました。
迷你奶油酥餅 – 伯爵紅茶(アールグレイ)
迷你奶油酥餅 – 伯爵紅茶 40元
こちらはアールグレイ紅茶の迷你奶油酥餅。
袋を開けた瞬間に広がる紅茶の香り。餡は真っ黒で、紅茶と黒糖かな?
これは餡というよりも、皮の方が美味しく、紅茶好きにはたまらない商品でした。
特に温めると香りがさらに引き立っておすすめ!
私の一押し「綠豆糕」
それと、見た目に惹かれて買ってみたのが綠豆糕。
今回は1つだけしか買えてないんですが、他にも2〜5種類くらいありました。
綠豆糕 – 蜜香紅茶
桃山 – 蜜香紅茶 70元
今回買ったは、台湾の有名な紅茶「蜜香紅茶」の綠豆糕。
綠豆糕とは、簡単にいうと落雁みたいなもので、緑豆でできたお砂糖を固めてあります。
これがまぁたうんまい!!!!口に入れただけでにやける甘さでした。
周りのパイ生地はホロホロで、中の餡は粒々の紅茶が入っていて、食感はざらざらな感じ。
大きさもちょうど良いサイズ感で、1つ70元と少し高いんですが、高級感がありお土産に◎
これは激ウマでした!!他の味も食べたい!
酥餅は温めて食べるのがおすすめ!
酥餅はオーブンかレンジであっためるのがおすすめ!
今回はオーブンで焼いて食べました。
狐色と程よく色がつく程度、表面が焦げすぎないように気をつけてやりてください。
冷たいとパイ生地が硬めなんですが、温めるとサクサク感が増して、香ばしさも相まってパイ感が増します。
中の餡は温めてもどれもそれほど溶けず、どちらかというとモチっとしてました。
ちなみに、私が食べた中で好きだったランキングはこちら
1位 綠豆糕(蜜香紅茶)
2位 奶油小酥餅(黑糖)
3位 迷你奶油酥餅(伯爵紅茶)
もちろんオリジナルのミルクもよかったんですが、個人的な好みで、黒糖と紅茶がすごい美味しかった!
1位と2位は僅差でどちらも最高に好きでした!
他にもたくさん商品があったので、少しずつ食べてレポートしますね。
裕珍馨さんは、台湾全土に販売されているのと、ネットでも買える(国際配送されています!)ので、気になる方はお試しあれ!
裕珍馨(台北旗艦店)へのアクセスと詳細
裕珍馨 台北旗艦店(HP、Facebook、Instagram)
時間 9:00〜22:00
電話 0225779025
住所 台北市松山區南京東路四段180號
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