【雲林:北港】かつて小台湾と呼ばれて栄華を誇った笨港にある国定古跡「朝天宮」

雲林
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台中、彰化からさらに南へ下ったところに雲林という県があります。

今回紹介する北港朝天宮はその雲林内のさらに南側、嘉義に入る直前にある街「北港」にあります。

 





北港ってどんなところ?

北港は雲林の3大都市の1つ。

雲林の交通、信仰、観光、文化、医療、教育の中心となっている場所です。

北港は、旧「笨港」という地区の中の1つで、平埔族に含まれる洪雅族が住んでいた地域。

 

北港(笨港)は、明朝天啟元年(1621年)に顏思齊、鄭芝龍率いる大陸からの移民3000人がやってきて気づいた街になります。

漢人大規模台湾移民の元祖といわれているそうです。

 

その後、康熙三十三年(1694年)に渡ってきた福建省の湄洲からきた樹璧和尚によって持ってこられた媽祖を祀るお寺として建てられたのが今回紹介する「北港朝天宮(旧名:笨港朝天宮)」です。

北港(笨港)は非常に商業で非常に栄えていた場所だったため、

康熙年:
「笨港街、臺屬街市,此為最大(笨港街は、台湾の街の中で最大)」

乾隆年:
「笨港街、俗稱小臺灣。(笨港街は、通称小さな台湾)」

などと言われていたらしいです。

また、よく台湾で栄えていた場所として「一府(台南)二鹿(彰化)三艋舺(台北)」は有名ですが、実はもっと昔に栄えた場所を表す言い方で「一府(台南)二笨(雲林)」、「一府(台南)二笨(雲林)三鹿港(彰化)」というものもあります。

実は、今は知られていませんが、台南の次に栄えていた場所だったようです。

 

また、北港(笨港)では民族運動が多く起こっており、秘密結社天地会が起こした「林爽文事変」の起点や「戴潮春事件」の殉職者を祀る現在、国家古跡「義民廟(旧名:旌義亭)」などもあったりします。

 

数百年の歴史のある北港朝天宮へ

 

広い参道の突き当たりに現れるこの大きなお寺が「北港朝天宮」です。

 

 

お寺の前の屋台で、なんと檳榔を売っていました。

後から写真を見て気がついたんですが、檳榔の屋台はあまり見かけたことがないかも。。。

 

 

周りには人がいっぱい。

近づいてやっと「朝天宮」の文字が見えてきました。

 

 

狛犬は、本堂に入る前、塀の上にいます。

 

 

中に入ると、お供え台の上に神様のお金「紙錢(冥紙)」がいっぱい。

普通フルーツやお菓子なども置いてあるんですが、ここでは紙錢がほとんどでした。

 

 

私たちも、お線香をもらって、見学のご挨拶。

 

 

香炉はお線香の煤でまっ黒。

線香の煙自体もかなりもくもくしてました。

 

 

さて、これから散策開始!

 

寺院内散策

 

日本の絵馬に当たるお札のエリア。

赤と金色で光り輝くお札がたくさん飾ってありました。

 

 

屋根の上の彫刻も細かくて、圧巻。

 

 

ずっと見入ってしまいました。

 

 

ドラゴンのレリーフは、他のお寺と比べてなぜかツルッツル。

もしかしてみんな触ってるのかも?

 

 

入ってすぐの天井。

鳥が2羽とお花のレリーフが中央に飾ってあります。

その他の部分は結構質素シンプルでした。

 

 

本堂の裏側にもまた別の神様「聖父母」。

 

 

「聖父母」は林默娘(のちの天上聖母、媽祖)の両親。

お年寄りを敬い、また水の源泉の神様だそうです。

 

 

聖父母殿前の香炉のレリーフ。

古すぎて、レリーフの凹凸が丸みを帯びています。

 

 

沿革、歴史、伝説の石碑。

 

 

こちらは聖父母殿再建の時の記念石碑。

 

 

青いペンキと窓枠のレリーフも素敵。

細かいコウモリ模様や枠組みが他のお寺よりもさらに中華を感じます。

 

 

逆光で少し眩しくなっちゃったんですが、天井から吊るされている飾りライトもかなり中華風。

栄華を極めたお寺だったことが伺われます。

 

 

行った時期は媽祖のお誕生日に当たる日、ちょうど神様の参拝式に遭遇。

中央のオレンジ色のベストを着ている方が小さな神様を抱えているのがわかるでしょうか?

各お寺の方々が神様を連れて、媽祖へ挨拶回りに来ていました。

 

 

こんな眩しいくらい賑やかな人形劇の車にも遭遇。

 

北港媽祖を題材にしたショートムービー

揪您拜媽祖微電影 – See you in Beigang "Bai MaTsu" — YDM

北港朝天宮 揪您拜媽祖-微電影

2018年8月におこな割れたイギリスの映像祭「Glasgow」受賞作品。

 

このショートムービーめちゃくちゃかっこいいです。

ぜひみてほしい!!!

 

 

終わりに

 

田舎のお寺は、行くのもかなり大変ですが、頑張った甲斐だけあってかなりディープ。

今回は父の車でドライブしながら行ってきたんですが、ここ観光で来るのかなり大変だろうなと思います^^;

でも、ザ台湾!ザ中華!という感じで台湾好きなら大好きなところだと思うので、ぜひ行ってみてほしいです。

 

また、北港の名物は、鴨肉飯、鴨肉焿、ごま油など。

参拝帰りに参道のお店で買ってみてくださいー。

【雲林:北港】お寺の参道で食べる鴨肉あんかけ麺「北港阿安鴨肉羹」
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北港朝天宮へのアクセス

北港朝天宮
住所 651雲林縣北港鎮中山路178號

 

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台湾が好きすぎて移住「台湾のことなら台湾人にも負けない知識と経験がある」と自負しています(笑)東南アジア一人旅が得意です。

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