【台湾の祝日】10月10日は「雙十節国慶(中華民國國慶日)」

台湾
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本日10月10日は中華民国では「國慶日(グオチンリー)」で祝日です。

國慶日とは、建国記念日にあたります。

この日になると、いたるところに国旗が掲げられ、国家を挙げた盛大な式典が中正紀念堂で執り行われます。

この國慶日の成り立ちや習慣について解説していきます♪

 

※中華民国の建国記念日なのですが、日本人に理解しやすいように中華民国(台湾)と表記している部分があります。説明の表現が難しくこのような表現をしているだけですので、ご理解いただければと思います。デリケートな問題に関して議論するつもりはございません。

 





國慶日の歴史

國慶日の由来は、1911年10月10日に発生した武昌起義という暴動事件。

武昌起義は辛亥革命の発端となり、革命運動が続発し清朝が崩壊するきっかけとなった事件。

この辛亥革命の末、政権が「清」から「中華民国」へ変わりました。

 

なぜ中国で起こった事件が中華民国(台湾)での建国記念になっているのかと言うと、これも歴史と関係があります。

1960年ごろ、中国大陸で政権分裂により敗退した国民党が蒋介石党首と共に台湾島に逃げてきました。

文化が当時のまま引き継がれているため、現在でも当時の年号を使用しています。

 

台湾が繁体字なのも、その昔、中国大陸で使われていた文字が繁体字だから。

中国大陸では繁体字が簡略化され、簡体字へ変化してしまったため、今は文字の見た目が変わってしまいました。

国立故宮博物館に展示してある数百年前の貴重な書物や物品は、蒋介石率いる移民の方々が大陸から台湾に持ち込んだもので、今でも当時の文章を読む事ができるので、感動もひとしおです。

 

開国記念日は1月1日のため、日付は少しずれますが、2018年現在、中華民国暦では107年。

中華民国(台湾)は、この年からカウントが始まっている事がわかります。

西暦2018年−中華民国暦107年=1911年

 

國慶日のイベント

プログラムは、「國慶晚會(前夜祭)」「國慶大會(本式典)」「國慶煙火(建国記念の花火大会)」の3部に分かれており、本式典は台北ですが、他の2箇所は毎年台湾を回って開催されています。

2018年の今年は、國慶晚會(宜蘭)、國慶大會(台北)、國慶煙火(花蓮)で執り行われています。

 

式は「國慶籌備委員會」が中心となって執り行われており、公式サイトで当日の日程や交通規制などを確認する事ができます。

※式典の前後日程は、バス路線変更が行われるので、旅行等される方は気をつけてくださいね。

 

國慶晚會(前夜祭)

今年の前夜祭会場は、東側にある「宜蘭」。

前夜祭は「國慶籌備委員會」「宜蘭縣政府」「僑務委員會」「文化部」で行われます。

 

時間:107年10月9日(火) 17:30-21:00 (17:00〜会場)

会場:宜蘭運動公園田徑場(宜蘭市中山路一段755號)

 

年によって内容に変わりはありますが、今年のスケジュールはこちら。

<2018年:前夜祭スケジュール>

17:30-18:20 暖場表演─群(開始前の儀式)
18:20-19:00 開場表演─歸(開始の儀式)
19:00-21:00 正式演出─聚(正式演出の儀式)

参考:文化部サイト記事

 

 

國慶大會(本式典)

10月10日当日は、中正紀念堂と総督府で建国を祝う式典が執り行われます。

交流のある国々の首相たちや重役を招き開催される、国を挙げての盛大な式典です。

上の写真は式典前の総督府の様子。

国旗をつけた黒塗りの車がたくさん走り、カメラマンがこのポイントに集まります。

 

 

<2018年の本式典プログラム>

09:05 開場
10:00 大會開始
10:03 主席致詞
10:13 僑胞代表致詞
10:18 國慶禮讚
10:26 首席陪同 總統進入會場接受國防部聯合樂儀隊行致敬禮(奏樂)
10:27 恭請 總統講話
10:47 奏樂 禮成
10:51 主題表演
11:55 表演結束後,由主持人感謝 總統及友邦元首等貴賓欣賞表演活動,請全禮人員起立,恭送 總統

資料:中華民國 讚國慶Facebookページより

 

式典が開始する合図は爆竹。

早朝にこの爆竹の音が聞こえたら、式典が始まった合図。

大統領の挨拶、各国の首相たちの式辞、衛兵たちのパレードから始まり、台湾伝統的なダンスが執り行われます。

 

また、総督府と中正紀念堂は、基本的に招かれている方、ダンスなどの式典に参加者以外は入場禁止になります。(バリケードが敷かれ厳戒態勢になります↑)

式典の様子はライブ放送されるので、テレビなどで見ることができます。

 

2018年の様子↓(蔡英文Facebookより)

 

 

國慶煙火(建国記念の花火大会)

クライマックスは、夜になると行われる花火大会「中華民國國慶煙火」。

この花火は、国軍主導で執り行われます。

開催場所やスケジュールは、國慶籌備委員會から発表され、特別サイト(2018年特別サイト)が立ち上がります。

 

2018年は花蓮港の東防波堤。

 

<2018年:花火大会スケジュール>

18:00-18:15 北濱國小烏克麗麗
18:15-18:30 花蓮高工 原住民舞蹈隊
18:30-18:50 花蓮高工舞蹈團(街頭靈魂)
18:50-19:10 花蓮高中聯合 舞蹈團 (來來)
19:10-19:30 花蓮高中聯合舞蹈團+檳榔兄弟 吉他/響鼓/主唱
20:00-20:36 國慶燄火秀
20:40-21:00 湯姆與哈克 吉他二重唱
21:00- 晚會結束

参考:2018年煙火晚會イベントサイト

 

今年は原住民のバンド演奏など魅力的なプログラムになっていました。

行きたいなぁ〜。

 

 

おまけ:國慶日の時期になると・・・

街中やネット上で10月の頭になると「國慶日」「雙十節」など書かれた広告や看板が出てきます。

出典:momo購物網のロゴ

雙十とは、二つの10と言う意味。これも國慶日のことを表します。

モールサイトのmomoや街中のお店では、この國慶日にあやかって、祝国立記念日セールをします。

ちなみにこの國慶日が終わると、本格的に台湾の秋の名物「週年慶(アニバーサリー)」セール期間に突入します。

 

ちなみに、国立故宮博物館はこの国立記念日には無料開放されます!

参考:2018年の国立故宮博物館公式サイト無料情報ニュース

 

 

また、こんな建国記念を祝う動画なんかも制作されます。この辺、台湾っぽい^^

【2018 台灣共好 TaiwanTogether】結合每個人的力氣,為台灣爭一口氣!

 

まとめ

本式典には、関係者しか参加できませんが、たまに一般の方の参加枠も観光協会や文化部などが用意したりすることもあります。(本当にたまにですが)

いつか、その機会を得て、レポートできたら良いなぁ。

式典もですが、路上にたくさん国旗が掲げられ埋め尽くされるので、私は密かに毎年楽しみにしています。

 

また、もし現地の方と話すときに、注意して欲しいのが、「中華民国の誕生日」であり、台湾の誕生日と言ってしまうと、国の問題になってしまい、デリケートな部分なので、気をつけた方が良いです。

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