【台南】台湾の歴史が丸わかり!手で触れる博物館「国立台湾歴史博物館」

文化・アート
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台湾の歴史に興味があるRie(X rieasianlife、IG taiwanandasia1708)です。

いろんな文化イベントで出展されいて気になっていた「国立台湾歴史博物館」にやっと行くことができました。

今回は、実際に行ってみた経路と見学してきて思った個人的な見どころをご紹介します!

ちょっと辺鄙なところにありますが、気になる方は是非行ってみてください。

 

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国立台湾歴史博物館への行き方

国立台湾歴史博物館へ行くには、まずは最寄駅「永康」駅に行く必要があります。

駅自体は、各駅の区間車が中心ではありますが、自強号もたまに止まるみたい(時刻表参考はこちら)すごく辺鄙な場所にある駅というわけではなく、台南からだと10分以内、大人15元(子供8元)で行けちゃう比較的行きやすい駅です。

この駅舎自体も1941年に木造駅舎ができ、1991年にコンクリート作りの駅改装されたんですが、一部瓦屋根なども残ってるのでなかなか趣のある駅でした。

ちなみに、「永康」駅から「保安」駅への区間の切符を購入すると、縦に記載される文字が「永保安康(ずっと健康)」という意味になるので、縁起のいいお守り切符と有名な駅です。この保安駅は同じ台南の奇美博物館へ行くための最寄駅になります。

話を戻しまして、この最寄駅に着いたら、博物館まではバスかタクシー移動になります。

駅を正面に見て右側に行くとバス停があるので、平日であれば「20番」の「海東國小 行き」のバスに乗車します。上の路線図の「永康火車站」で乗車し、左の方にある「臺灣歷史博物館(長和路)」が下車駅です。

ただし、この20番のバス、1時間に1本程度とかなり本数がりません。また、始発は6:00、最終は18:40に終わるので、スケジュールに気をつけてください。

もし、土日に行かれる場合は、マイクロバスが最近始まりました!

これも1時間に1本程度ですが、直行で博物館へ行ってくれるので、土日に行かれる場合は是非こちらを利用されてください。

ちなみに、私は今回平日に行ったので、バスの本数がなく、タクシーで大人の力を借りていきました。(だいたい200元前後でした)

バスで行かれる方のために、こちらが博物館の最寄りのバス停。同じく20番のバスの時刻表があるので、写真を撮るなりしておくと良いかと思います。それか、QRコードがあるので、スキャンするとリアルタイムにバスの待ち時間を表してくれます。

あと、近くにYouBikeステーションもあります。結構頑張らないといけないですが、バスがなくなった方や運動したい方は自転車の利用も可能です。(永康駅まで大体自転車で30分くらいはかかりそうでした)

バス停から中に入ると見えるこの建物が、目的地の「国立台湾歴史博物館」です。

敷地は公園に囲まれていて巨大です、バス停から建物まで少し歩きます。

國立臺灣歷史博物館HPInstagramFacebookYouTube
時間 9:00 – 17:00(入場は16:30まで)
住所 臺南市安南區長和路一段250號

 

 

チケットの買い方

建物までたどり着くと、まずは建物の外にあるチケット売り場(↑の写真の左のブース)へ向かいます。

ここでチケットを購入して、右側の入り口から入りましょう。

チケットは、大人100元、子供50元(6歳以下は無料)です。

お金を払うと、この台湾島のイラストが描かれたチケットをもらえます。

もし初めての方は、是非音声ガイドもレンタルして回ることをお勧めします!常設展示だけですが、日本語ガイドも用意されており、このガイドの順番に巡ると、効率よく理解して回ることができます。いただける経路図に展示マップもついてるので、すごくわかりやすいですよ(日本語あり)

チケット売り場の左側にガイドレンタルブースがあります。大人150元、子供100元でレンタルできて、レンタルするときに身分証のコピーを取られます。ここで機械を借りて、帰るときに同じ場所で機械を返却する流れになります。

注意書きと見学時間はこちら。月曜日はお休みで、16:30までに入らないといけません。

館内の写真撮影は、フラッシュを焚かなければOKですよ。

ちなみに、無料で使えるロッカーもあります。(10元だけデポジット的な感じで使いますが、後で返ってきます)荷物が多い方はここに荷物を預けて楽々見学することができます。

 

見どころのご紹介!

ここからいよいよ、個人的にお勧めな見どころポイントをご紹介していきます!

展示が多すぎて全ては到底ご紹介しきれないので、もし気になった方がいたら自分の目で探しに行ってみてくださいね!

 

到着したら、まずは予約!

入ってすぐ1階の目の前に現れるこの「時光車站」。(もしかして期間限定展示の可能性もあります)

この展示は、人数制限があるので予約が必要。もしお子さん連れの方は是非予約してください!もちろん、私も一人で行ったんですが、なかなか楽しかったので、大人おひとり様でも時間があれば、是非行ってみてほしい!

「站(駅)」という名前なだけあって、中は列車の駅と列車になっていて、時間になったら整理券を渡して中に入り、バーチャルの列車の旅を楽しむことができます。

イルカのキャラクターと一緒に「台湾を巡る旅に出る」という内容で、車体が振動したり、画像が動いたりして、動いていないのに本当に動いているような感覚になります。(実際は動かないので、お子さんを連れても安全に楽しむことができます)

 

台湾の石器時代

まず、個人的に初めてここへきて、目から鱗だったのがこの「石器時代」の展示。

台湾史の勉強をしていく上でよく目にするのは、一番早くて清朝前後くらいからが多いかなと思います(私はそうでした)

それより前だとオーストロネシア語族については、美術館などでアート作品を見る上で出てきたキーワードではあったんですが、彼らの生活様式などまで理解はできていませんでした。台湾にも旧石器時代、新石器時代があったんだ!

むしろ、台湾の石器時代がスッポリと頭に無かったことを反省。台湾を理解する上で、石器時代について解説展示はすごく興味深かったです。

 

外国人から見た台湾

台湾島は「フォルモサ(福爾摩沙)」と呼ばれますが、これは1544年に台湾島を見たポルトガル人が呼んだ「美麗島」という意味のポルトガル語が起源になっています。台湾の歴史語る上で、海外からの目線は外せません。

外国から見た台湾ブースで、特に面白いので是非見てほしいのがこのヨーロッパで自分は台湾人だと嘘をついて、でちあげの台湾物語を書いた「嘘の台湾誌」の書籍を出版したペテン師ジョルジュ・サルマナザールの話。

地図は確かに本当に台湾ぽいし、台湾語という文字まで作り上げて、さも本物かのように語ってるんだから面白すぎます。ここは日本語音声ガイドの一つになってるので、レンタルした方は絶対に聞いてみてください。

ちなみに、ジョルジュ・サルマナザールが台湾史を紹介した書籍は日本語訳されて出版されてるので、気になる方はAmazonでポチッとどうぞ。Kindleもあるよ。

それと、このヨーロッパ人のみた媽祖廟の様子のイラストも興味深かったです。

当時から海外貿易が盛んだった澎湖にやってきた西洋人が澎湖の馬公にあった媽祖廟の様子をイラストにして書き記した絵なのですが、やっぱりどことなく西洋絵画風。媽祖様だけでなく、ちゃんと千里眼や順風耳の銅像も描かれています。

しかし人と神様の像の比率がだいぶ違う気もしますが笑

こちらは、海外の方々から見た原住民のイラスト。

日本人が書いたものもあります。

当時、出草(人の首を刈る習慣)などもあったからかなんだかすごく怖いものを手に持った原住民族の絵も描かれています。

 

台湾と日本

日本と台湾の関係はかなり昔から交流があるので、日本統治時代だけでなく、他の時代でも博物館の至る所で発見できます。

↑の写真は、ヤミ族の民族衣装で比較的有名ですよね。ここにも展示されていました。日本の小判が飾り物の一つとして使われ地ています。

この記事もおすすめ:【台北:士林】台湾で一番最初にできた原住民専門の博物館がすごい!「順益台灣原住民博物館」

こちらは、日本時代初期ごろに原住民族の少女を日本に連れて行って教育した時の様子が描かれている1874年6月26日《東京日日新報》の挿絵イラスト。

台湾牡丹少女と書かれていて、その名の通り、牡丹社事件(1874年5月)の際に、日本に連れて行かれた牡丹ちゃんと呼ばれていた少女。日本語やマナーを叩き込まれて、最終的には台湾に帰ってきたようですが、その時の状況や様子を解説されています。

こちらは、日本軍が台湾民主国が休みに出るように逃げていくと風刺したイラスト(失礼だわ)確かに台湾民主国のトラちゃんが描かれた旗を持って、楽しそうに走ってる様子に見えますね。

それとこれは、日本時代に台湾原住民族を博多人形で作った置物。

当時有名だった芸術家の井上清助(いのうえせいすけ:1867~1922)によって賽夏(セデック)族、排灣(パイワン)族、鄒(ツォウ)族、布農(ブヌン)族、泰雅(タイヤル)族が作られたらしいです。

そういえばこの博多人形は、台北の国立台湾博物館にも展示されてましたね。

こちらは日本時代に地政40周年記念で開催された台湾博覧会(1935年10月10日〜11月28日)の時の資料。当時から観光地のハンコ文化があったらしく、ハンコを集めて旅行していた日本人の中西竹山さんのスタンプラリーノートが展示してあります。

このブースでは、台湾博覧会時のスタンプを再現してあるので、自分のノートにも押すことができますよ。

また日本時代に台湾で行われていた日本語教育のブースもありました。こちらは当時使われていた教科書の展示。私たち日本人にとても馴染みがある童謡が教えられていたようです。

ここからは日本時代後半、富国強兵が一層強まってきていた時代のブース。色合いや言葉から当時の雰囲気がすごく伝わってきます。この日本語のポスターや標語が当時台湾のあちこちに貼られていたんですね。

また日本語教育で五十音を教えるための教科書も見つけました。この言葉と絵を組み合わせて五十音を教える方法って、今の日本の子供達にもされてる方法と似てますよね。

当時の娯楽ブースもありました。日本語の映画や劇が台湾で多く興行されており、こんな日本語のポスターもたくさん展示されてました。当時日本で上映されていた映画と同じ映画が台湾で日本語で上映されていたことがよくわかります。また、それだけではなく、中には台湾特有の物語もあるみたい。

他にも昭和レトロな喫茶店や商店の様子もこの近くに展示してありフォトスポットとしても人気のようでしたよ。

 

触れる博物館!

なんとこの博物館の特別なところは、その所有物の多さだけでなく、もちろんレプリカですが、実際に触れることができる展示もいくつか存在していること!全部で7つあるらしい。

よって「可以摸得博物館(触れる博物館)」という呼び名もあるくらいなんです。

上の写真は、オランダ人が台湾に伝えた建築方法の一つ「鐵剪刀 muurankers」というもの。鉄でできたハサミのような形をしていて、屋根と柱を固定するために建物の上部に打ち付けるのだとか。廟など古い建物にもしかしたら見られるかもしれません。

私もよく廟を見てまわっていますが、こんなのがあるなんて全然気づかなかったので、今後注意深く見てみようと思いました。

 

台湾人の運動

台湾文学や学生運動の歴史も展示されています。

上記は日本時代に発生した台湾人の権利や尊厳の向上改善を求める運動の資料。

日本に留学していた台湾人留学生や林献堂らが中心となって、日本で発行した雑誌「台湾青年(1920年発行開始)」「台湾(1922年4月1日に台湾青年から改名)」は台湾人の政治運動の初の刊行物として有名です。

この辺の歴史を深掘りするとすごく面白いですよ。

このイラストが描かれた石がたくさん並べてあるブースは展示の最後に現れるます。

最初の石器時代から始まり、オランダ統治、日本統治、中華民国統治と歴史が流れる順で展示を見ていくのですが、最後は現代技術、社会問題へと進みます。

「原住民族土地或部落範圍土地劃設辦法」の公布に伴い、2017年2月23日に歌手巴奈、那布、原民台の前台長馬躍比吼と族人が「原住民族基本法」違反だとして、「沒有人是局外人(部外者はいない)」というスローガンを元に、台湾総督府前のケタガラン街道(凱達格蘭大道)で行われた原住民族の方々の抗議を行いました。

このたくさんの石は、それに呼応した台湾全土の原住民族の方々の希望やそれぞれの地域や部落の特徴を描いて置かれた「彩繪石頭」の一部。

「沒有人是局外人」はよく見るフレーズでしたが、お恥ずかしながら、この展示で初めて知った起源となった出来事でした。

 

絶対メモりたい!まとめ図

ここは台湾全土の歴史を紹介する博物館のためか、そのまとめ展示が素晴らしく見やすいです。

上記の各地で起こった、社会問題に対する武力衝突のマップは年代と場所がしっかりと明記されていて、本当にわかりやすかったです。

これを一つ一つ、後日調べて勉強するのが私の趣味の一つです笑

またこちらは、1965年に台湾へ移民してきた外省人と呼ばれていた方々の移民先まとめ。

北中南と3ヶ所に集まってきているのがわかります。

全体で一番多く移民してきたのは台北の大安地区(北部移民の66.1%)だったらしいです。

 

個人的に好きな展示

ここからは個人的にすごく興味深かった展示をご紹介。あくまで超超超個人の趣味なので、他にも面白いところあると思いますので、その辺ご了承ください(まぁ、この記事全体的に言えることなんですが)

この方は、台湾の大岡越前(実際に裁判は1回くらいしかしてなかったらしいですが、置いといて)ではなかろうかと思ったのがこの方「敦仔(1705-1771、台中人、中国名は潘敦)」さん。

漢民族が台湾を開拓する際に、原住民族と土地の争いになり、境界線を引いていました。ただ、やはりその境界線もどんどん曖昧になってくることもあり、その度に争いが起こります。

そういう時に両方の話を聞いて両者の間を取り持ったのがこの潘さん。契約書などを作り、私が責任を持ってこの契約を成立させると自分の名前の印鑑を捺印していました。

こちらは、なんと漢民族と原住民の賄賂証明!(in 屏東)

漢民族に捧げた物資などを記載した証明をここに書き込み、交友関係を円滑にしていたようです。

こちらは、台湾民主国(1895年5月23日〜10月)の国旗、黄色い虎の旗「藍地黃虎旗」。

台北の国立台湾博物館にも展示してあり、私はこの虎ちゃんが大好きなんです。台北の方は青生地の部分の尻尾はない状態なんですが、ここの復元は尻尾も書いてありました。

あとこちらでは、両面から見ることができます。

これもすごく面白かった展示!

このレコードは日本統治が終わったあと、中華民国統制下の1969年に発表された「今天不回家(今日は家に帰らない)」。政府から家庭の暖かさを壊すという理由で販売停止。(本物です!)

困った発行側は1文字を変えて「今天要回家(今日は家に帰ろう)」に変更して再販されたそうです。

その上のドラムを叩いてるレコードは1972年のドラマ「青春鼓王(青春ドラマー)」の主題歌として主役の江浪の写真で発表されたんですが、髪が長すぎるということで、髪を切られ、2日間勾留されたそう。

私の大好きな宗教の展示ももちろんございます。

官將首を連れた神様がパレードをする実物大の人形がどどーんと置いてあるので、後ろから前からいろんな角度から観察することができます。

虎爺も最後のコーナーに展示してありました。(でも私は知っています、ここはもっとたくさんの虎爺を所蔵しているので、イベントや特別展示などのタイミングで出現するはずです・・・ふふふ)

 

お土産コーナーも充実

1階にはお土産コーナーももちろんあります。

しかもここのお土産コーナーは、台南の有名な歴史に関するグッズや書籍を販売している「聚珍臺灣」が請け負っているみたいで、センス抜群です!

歴史の解説書籍、展示品のイラストなどを使った文具やグッズ、各県のマークを使った缶バッチなどなど、台湾コレクターには嬉しいものがたくさんありましたよ。

 

國立臺灣歷史博物館へのアクセスと詳細

國立臺灣歷史博物館HPInstagramFacebookYouTube
時間 9:00 – 17:00(入場は16:30まで)
住所 臺南市安南區長和路一段250號

 

 

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