【宜蘭:宜蘭】日本統治時代にできた歴代高官官邸を保存した記念館「宜蘭設治紀念館」

宜蘭

歴史探索が趣味な台湾ブロガーRie(@rieasianlife)です。

今回は、宜蘭をうろうろとGoogleマップ検索してた時に見つけた面白そうな施設をご紹介。

思った通り、日本と関わり合いの深い建物でした。

 

宜蘭設治紀念館ってどんな施設?

 

宜蘭設治紀念館は、1895年(明治28年)の日本統治時代、宜蘭庁長だった「西鄉菊次郎」の命令により建てられた高官宿舎。

 

西鄉菊次郎の写真は館内に展示してあります

 

西鄉菊次郎は、この苗字からもわかるように、薩長同盟や西南戦争でも有名な鹿児島の「西郷隆盛」と愛子(愛加那)の長男!

1895年(明治28年)日清戦争で日本が台湾を得たあと、台湾総督府に入り、安平支庁長、基隆支庁長、宜蘭庁長に就任されています。

 

 

その後、1897〜1902年の5年間、宜蘭庁長を努めながら、河川の整備や抗日志士たちの制御、学校の設立、原住民地区への訪問などなど宜蘭の発展に尽力したと書かれています。

この施設は、この1800年後半から、現在までの200年の歴史を保存する記念館として作られています。

もともとは、庭園の中にあるこの歴史を見守っていた「樹齢100年を超える樟脳の木」の保存から始まったようです。

 

また歴代高官の中で、1度だけ抗日が激しい時代に台湾人の著名人でもある「楊基銓」さんが高官を努めた時期(1941〜1942年)もあったそうです。

 

どこにあるの?外観は?

 

場所は、宜蘭駅から徒歩15分ほどの場所にあります。

すぐ近くには「宜蘭文学館」、紅麹工場「宜蘭酒廠」、「正好鮮肉小籠包」「旧宜蘭監獄」もあるので一緒に観光すると良いと思います。

 

 

道沿いからは低い垣根越しで中をのぞくことができるんですが、そこから少し通りを入ったここが入り口。

 

 

門を入るとすぐ中にチケット売り場があるので、チケットを購入しましょう。

  • 営業時間 9:00〜17:00(月曜休み、大晦日、毎月最終日は休み)
  • チケット 大人30元、学生は20元、団体15元

宜蘭県民、110cm以下の子供、65歳以上のお年寄り、身体障害者、政府招待者などは無料です。

団体の場合は、事前予約が必要です。

 

 

チケット買いました。大人30元。

 

 

チケット売り場のすぐ近くにスタンプもありますよ。

それもたくさんw

 

 

チケットの裏とかに記念にどうぞ(ポンッ)

1週間前から10名以上30名以内でガイドの予約もできるみたいですが、日本語があるかは不明でした。

予約方法はこちら(中国語)

 

館内へ

 

お屋敷は純日本建築、靴を脱いで、敷地の中へ入ります。

靴下は履いて(持って)行ってくださいね。

 

 

中国語以外に日本語のパンフレットも置いてありました。

 

 

敷地の見取り図、広い・・・。

ここで歴代の20数名の宜蘭庁長官たちが暮らしていたそうです。

 

 

お屋敷が本格的に復旧修復されたのは1997年12月13日。

 

 

様々な建築の専門家を招いて修復を行われており、そこに至るまでの修復の様子や瓦などが展示してあります。

 

 

瓦には「松山 舞林商會」の文字が。

検索するもこの商工会が見つからなかった汗

 

 

座敷にある3人の神様はすごい台湾ですが笑

 

 

官邸は宜蘭太平山のヒノキを用いて建てられており、ヒノキの匂いがします。

 

 

日本式木造民家、西洋古典建築、日本式庭園が合わさった施設になっており、庭の枯山水もあったりします。

 

 

ここでは、施設の様子だけでなく、宜蘭の発展資料も見ることができます。

 

 

抗日事件記録資料もあります。

この写真は「林火旺、林少花以下 土匪700名の帰順式」の様子。

1898年(明治31年)に後藤新平が宜蘭入りし、土匪(非正規武装集団)との話し合いによって帰順式を行い良民化をしようとしたのですが、林火旺がその後反旗を翻し、死刑にさせられるという歴史的な事件。

 

 

宜蘭人の義民だった「林大北」の遺物。

林大北は、1895年(明治28年)12月31日に抗日戦争「林大北事件」を起こしています。

 

 

抗日時代の集団分布図。

宜蘭の統治に向けて当時の政府は様々な方法を模索していたのかもしれません。

 

 

少し日本語が混じった、宜蘭市街地図

 

 

1929年(昭和4年)の宜蘭市街地図

 

 

ちょっとぶれちゃってますが、比較的新しい日本時代の宜蘭市街地の地図。

この時代から残っているお店も多く、老舗の紹介もしてあったので、この後の観光スポットを探すのにもぴったりでした^^

 

敷地の周りの様子

 

紅磚牆

1895年(明治28年)日本人が宜蘭統治を始めるにあたって築いたレンガの壁。

高官宿舎から南門の外壁までぐるりと囲み、4つの地域に分けたらしいです。

 

 

修復も進んでいますが、当時のままの壁が残っていました。

 

 

他にも、紅磚牆には歴史的な出来事が紹介されています。

写真撮ってたんですが、天気が良すぎて色が飛んでる・・・見にくくてごめんなさいっ!

 

今回いろんな文献を読んで調べましたが、もしかしたら間違いがある可能性もあります。もし、解釈違い、間違い等ございましたら、こっそりご指摘いただけると嬉しいです!

 

宜蘭設治紀念館へのアクセスと詳細

宜蘭設治紀念館HP
時間 9:00〜17:00(月曜休み、大晦日、毎月最終日は休み)
電話 (03)932-6664
住所 宜蘭市舊城南路力行3巷3號

 

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