【台南:善化】牛肉スープの元祖は善化!地元民がオススメする牛肉スープの店はやっぱり美味しかった!

台南

台湾グルメを食べ歩いている台湾在住ブロガーRie( @rieasianlife )です!

台南は食べ物が美味しい場所として有名ですが、中でも私は必ず牛肉スープ「牛肉湯」を食べに行きます。

牛肉湯ってどこでも食べれそうですが、生でも食べれるくらい新鮮な赤みが残るお肉が入ったスープは、台南!

特に善化は、牛の処理をするエリアなので、牛肉湯の発祥の地と言われており、台湾の中でも新鮮なお肉が手に入り、かなり美味しい場所です。

善化に住む友達に一番美味しいお店に連れて行ってもらいました。

 

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牛肉湯の歴史

もともと台湾人は牛を食べない民族でした。

むしろ清朝時代には法律で食べることを禁止されていました。

農耕の手伝いをする動物として重宝・尊敬されていた動物で食べること自体禁忌だとされていました。

 

台湾が牛肉を食べるようになったのは、1895年から始まった日本統治時代の影響ですが、実は、台湾を統治していた日本も牛を食べる文化はありませんでした。

日本に明治維新が起こった頃、西洋留学生たちが日本に牛の食文化を持ち込み、天皇が牛を食するようになり、だんだんと日本での牛肉の需要が高まりました。

1920年「農業は台湾、工業は日本」政策により、どんどん日本人が台湾に移り住み、台南にはたくさんの飛行場ができ、力仕事が多かった工場職員や飛行員の栄養補給に上質の動物性蛋白質である牛肉に注目が集まります。

もちろん、当時台湾の方々は牛を食べるなんて言語道断という方も多くいましたが、時間をかけて変化していったのと、日本留学をし、日本文化の経験があった知識人も多く、牛を食べる習慣は広がっていきました。

 

ただ、やはり個人で食べるには牛肉は高価だったようで、日中戦争以降、お金持ちの家庭の食卓に上がる高級食材だったようです。

 

参考資料:府城清燙牛肉湯的文化與歷史演變

 

台南で有名な牛肉スープ「牛肉湯」の発祥は、食用の牛を加工するために捌く場所屠畜場(牛墟所)がある「善化」地域。

なぜなら、牛肉スープに使われる牛肉は「溫體牛」、冷凍不可のシメた時そのままの温度のお肉です。

朝シメたての新鮮なお肉しか使えない「かなり貴重な料理」。

そのため、この牛墟所から遠ざかれば遠ざかるほど、食べることができない料理です。

牛墟所でシメる時間が早朝のため、周辺の牛肉湯のお店も早朝5時ごろから開店しており、この地域の方々は、スタミナ満点の牛肉湯と肉燥飯(魯肉飯)で朝食をとります。

 

今回オススメする牛肉湯のお店はここ!

 

外観はこんなお店です。

 

 

グーグルマップでずっと探してるんですが、地図上で「發牛肉湯」が見当たらないんですよね・・・。

場所は、台南善化區古老牛墟市集の近くです。

 

 

メニューと店内の様子

 

牛肉湯が100元未満それも白ご飯付き、魯肉飯が大きい方でも25元って台北と比べたら破格の値段です。

 

 

広くはないですが、とても清潔な店内です。

 

頼んだのはこちら(ちなみに朝ごはんです)

 

牛肉湯(80元)と肉燥飯(15元)

 

 

実は、このお店の牛肉湯が私が人生で初めて食べた牛肉湯です。

こんなに美味しいものがあるんだと感動しました。

 

 

台南の方は大量の生姜と一緒に牛肉湯を食べます。

 

 

このお店では、唐辛子と醤油につけた玉ねぎもあって、辛いんですが、これがまた絶品でした!

 

 

肉燥飯は、味がそこまで濃くなくてサラサラーっと食べれました。

 

終わりに

今回ご紹介したお店は、2015年に行った時のものなので、ちょっと古いです。

すみません!

Googleマップで探したんですが、見つからず、お店もしかしたら潰れちゃってるかもしれません。。

ただ、善化には他にもたくさん牛肉湯のお店があるので、是非行ってみてください!

それとすぐ近くに出るガラクタ市場「牛墟市集」も不思議なものがたくさんあって、めちゃくちゃオススメです!

 

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