【台北:迪化街】台湾の伝統を見学しながら、ゆっくり時間を過ごせる空間「同安樂」

台北

台湾茶はひたすら飲み続けられるブロガーRie(@rieasianlife)です。

そんなお茶が好きな人に、かつ、静かにゆっくりと休憩したい人にもおすすめな迪化街にある気軽に台湾茶が飲める茶芸館兼カフェダイニングをご紹介します。

今回はイベント参加したのですが、日頃から実は「か・な・り」リピートしてるお気に入りの空間です。

*本ページにはプロモーション内容が含まれています。

 

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どこにあるの?どんなお店?

 

場所は、迪化街の比較的北側で、観光ガイドによく掲載されている杏仁かき氷のお店の隣です。

お店の目標は、この青い台湾のお寺でよく使われているぷっくりとした伝統刺繍で作られたのれん。

ページの一番したに住所とGoogleマップがあるので、参考に行ってみてください。

 

同安楽(同安樂)について

 

オーナーの陳さんからお店や台湾の歴史を教えていただきました。

同安樂の「同安」は、現在の福建省廈門市から台湾にやってた「泉州府同安縣人」から来ています。

このお店は「陳悅記」という屋号があり、オーナーはこの陳一族(四十四坎的陳遜言)の末裔です。

陳一族は非常に賢く、お医者さんや役人など相当な資産家一族だったそうです。

 

 

咸豐元年(1851年)、同安地方にいた海賊から逃げるため、台湾に移民してきた同安の方々。

その後、現在の迪化街に根を下ろし、現在のような商店が並ぶ通り「大稻埕」が始まりました。

しかし、咸豐三年(1853年)三邑人と艋舺碼頭の船舶権闘争(頂下郊拚分類械鬥事件)に負け、臺北市孔廟のある「大龍峒」に移り住みます。

その後、お茶業や官僚(水の管理をされていたそう)などで成功されます。

 

お茶は英語でTEAですが、お茶は中国から始まったものと言われています。

中国語の発音は「チャー(茶 : cha)」でも、台湾語の発音は「デェー(tê)」。teaと発音が似てるから閩南人が使用している言葉「台湾語(閩南語)」から来てるよ。と教えてもらいました。

※由来は諸説あり、陸路と海路の伝達があったと言われています。

 

 

お店には、臺北市孔廟の建設記念写真も飾られていました。

この大龍峒一帯は全て陳さん一族の土地らしいです・・・!

 

ちなみに、大龍峒にある保安大帝(医学の神様)を祀っている「保安宮」が個人的に最高におすすめ。

それも夜がもんの凄く綺麗なので、是非機会があれば行ってみて欲しいお寺の一つです。

 

 

お店の壁に飾ってある洋服や家具はその陳一族が日常的に使っていたもの。

細かい刺繍が施された洋服はその栄華を感じさせられます。

大龍峒に三級古跡となってる陳一族「陳悅記祖宅」もあるので、現在工事中。

公開されたら絶対行きたいと思っている今日この頃です。

 

店内の様子

 

お店にはいるとすぐに、歴史関連の書籍やお茶や文化に関するお土産、真ん中にはお茶をいただけるカウンターテーブルがあります。

部屋は3部構成になっており、入ってすぐはカウンター、真ん中に室内テラス、奥にはゆっくりと寛げるスペースがあり、手前には南の音楽が、奥は北の地方の伝統音楽が流れているそうです。

 

 

私がお気に入りのスペースは一番奥のこのスペース。

ランチや夕食の時間を除けば比較的人がいないので、ここでゆっくり過ごせます。

 

 

なんでも書を教える教師も一族にいらっしゃったらしく、洋服以外にも書もあり、文化的資物に囲まれて食事をいただいたり、ゆっくりと休憩できたりします。

 

お茶セットがおすすめ

 

休憩される場合は、この本格的なお茶とお菓子が200元(サービス料10%あり)でいただけるお茶セットが本当におすすめ!

ドリンクは8種類から選べて、急須でいただけて、止めない限り、永遠にお湯を注ぎにきてくれる(5回くらいは飲めます)ので、ほぼ飲み放題です。

 

今回のイベントでは、お茶の入れ方も教えてもらったので、お家でも再現できるようにご紹介しますね♪

 

お茶の入れかた

 

まず最初に、急須やカップなどの茶器をお湯でしっかり温めます。

 

 

温めた急須にそこが埋まるくらいのお茶っぱを入れて、お湯を注ぎます。

 

 

1煎目のお湯はお茶っぱを洗ったり、ぎゅっと縮こまっているお茶っぱを開くためのもの。

お湯を注いだら1煎目は捨てます。

 

 

その後、お湯を急須に注いで25秒待ち、茶こしを通してお茶を移し入れます。

 

 

お店で使われているこの竹でできている茶こしすごく素敵です。

タイミングが良ければ、お店でも販売されています。

 

 

お茶は二煎目からいただきます。

茶こしでこした器から茶器に注いで行きます。

 

 

綺麗なお茶の出来上がりです♪

三煎目以降は、待ち時間を少しずつ長くしていけば同じ品質のお茶がいただけます。

また、一度急須からお茶を注いだ後、お湯を注ぐ前は、急須の蓋はずらして開けておいた方がいいそうです。

閉めている状態だとお茶が蒸されてしまうから味が落ちるとのこと。へぇ〜。

季節によって、お茶を選ぶらしく、春は「花茶(ジャスミンなど)」夏は「緑茶」秋は「烏龍茶」冬は「紅茶」が良いとのこと。これもへぇ〜!でした。

 

伝統菓子はここから選んで

 

お茶セットのお茶菓子はここから好きなものを選べます。

どれも台湾でよく食べられる伝統的なもの。

 

 

こちらはMARIちゃんおすすめの「平安亀(平安龜)」。

外側はピーナッツの皮で、中は黒ごまの餡が入っているモッチモチなお菓子です。

 

 

こちらは右上から「竹塹餅」「花生酥(ピーナッツ)」「蛋黃酥(黄身入り)」。

竹塹餅は、客家一族の伝統的なお菓子で、あんこの中に少し肉そぼろが入っているんですが、ベースは甘いお菓子です。

 

 

手前の緑色のやつは私が大好きな「綠豆糕」で、中にあんこが入っている緑豆の落雁です。

後いろんなものを食べたい欲張りさんには奥の「一口酥」もおすすめ、3種類の小さな一口菓子です。

ちなみにこの写真のお茶は「菊花枸杞茶」です。

 

ご飯も美味しい!

このお店はご飯を食べている方々も多いです。

伝統的な料理や陳一族の家庭料理をいただくことができます。

 

 

元寶雞(鶏肉の栗炒め)380元

まずは店員さんに聞いた日本人に人気No1メニューを頼んでみました。

ご飯、スープ、前菜、デザートは他のセットと共通です。

 

 

骨付きのお肉がドカン!とスープに入っていて、お肉がプリプリしていてしっかり骨についているので少し食べづらいですが、食べ応え抜群の元気になれそうな漢方スープです。

スープ自体の味は優しくて、食べやすかったです。

 

 

獅子頭(豚肉の肉団子と白菜煮) 380元

こっちはMARIちゃんが頼んだ、肉団子スープ定食。

これにももちろん共通のご飯、スープ、前菜、デザートがついています。

 

 

でっかい肉団子には、サックサクのクワイが入っていて食感が楽しい。

粗めの肉肉しい感じもまたいいです。

スープには白菜が入っていて、お肉の旨味も溶け出しており、あっさり美味しい台湾の味。

 

 

前菜はその日によって変わるかもしれませんが、今回食べた中央にあるパッションフルーツのお漬物が特に絶品でした♪

 

 

お茶セットで200元、食事なら+150元でデザートセットもあります。

今回はオーナーのお爺さんがよく食べていた家庭料理「麥芽蒸蛋(水飴の茶碗蒸し)」が珍しかったので頼んでみました。

食べた感想は、卵の味と香りが強く甘かった。好きな人は好きかもって感じで、癖が強いので、初心者にはあまりお勧めできませんでした汗

他のタロイモのペーストの方が食べやすいかもです。

 

 

今回は、私がリピートしてるお茶屋さんをご紹介しました。

リピートしすぎてて、観光で友達をアテンドしてる時は、休憩に必ずここに行っていたので、友達は大体連れて行ったかも笑

日常使いもしてるので、奥の部屋でパソコンカタカタやっていたら私の可能性があります笑

そのくらい居心地のいい場所なので、買い物に疲れたら超絶お勧めです〜!

 

お店の雰囲気も歴史もすごく素敵なので、オーナーさんのインスタお勧めです♪

こっそり)現在、2店舗目を準備中らしいですよ♡

 

同安楽へのアクセスと詳細

同安樂FacebookInstagram
時間 10:30〜21:00
電話 02 2557 6939
住所 台北市大同區迪化街一段242號

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