【イベント】今季はテクノロジーとアートを融合の異業種コラボがテーマ「臺北時裝週 Taipei Fasion Week SS22」

文化・アート

台北在住ブロガーのRie(@rieasianlife)です。

今季もやってきました、台湾のファッショントレンドの最先端が集まる、2021 台北ファッションウィークSS22(臺北時裝週 Taipei Fasion Week SS22)!

2021年10月3日(日)から10月17日(日)の2週間、16ブランドが松山文創園区を拠点に集結しました。

今回もいくつかファッションショーを展示を見てきたので、その様子をレポートいたします!

 

前回の「2021秋冬台北ファッションウィーク(臺北時裝週 Taipei Fasion Week AW22)」はこちら

【イベント】台湾の最先端ブランドが集うおしゃれな1週間「臺北時裝週 Taipei Fasion Week」に行ってきました!

 

Sponsor

台北ファッションウィークって?

引用:公式サイト

 

台北ファッションウィーク(臺北時裝週)とは、台湾最大級のファッションイベント。

文化部、経済部、科技部、中華電信が協力して開催されてた今回。

そう、メンバーということは、台湾のテクノロジーをふんだんに使った内容ということ!

今回のテーマは「異業種コラボ」。

テクノロジーxアートx音楽xファッションを融合させたオープニングは、本会場の松山文創園区の第四倉庫の巨大スクリーンを用意し、そこに映し出されているのは、台北101内のランウェイ。

2カ所を同時にそれぞれで投影し、まるで同じ空間に全員がいるかのような演出や音と映像のコラボレーションで開催されました。

 

 

 

話題だった2021年10月7日に開催されたオープニングのダイジェストがありました。

中華電信の協力により、5G通信技術で時差なくつなぐことを実現。

オープニングを飾ったブランドとアーティストは、UUINx江凱群、JUST IN XXx江賢二、INFx角斯、#DAMURx呉東龍、C JEANx陳景林&馬毓秀、AUSTIN.Wx羅得嘉の6組。

それぞれが台湾の芸術家とコラボレーションし、作品を披露しました。

オープニングの全映像は、以下のYouTubeで公開されています!

臺北時裝週SS22開幕秀_跨越:時尚與藝術匯流 ⋮ CrossLab : Dialogue between Art and Fashion

特に、妖怪をテーマに作品を披露した「INFx角斯」と素材を実験的に組み合わせた作品の「AUSTIN.Wx羅得嘉」が個人的にはイチ押しです!

 

その他、全部で16ブランドがファッションショーを繰り広げました。

#DAMUR、C JEAN、CHARINYEH、Claudia Wang、Dleet、DOUCHANGLEE、GIOIA PAN、INF、Jamie Wei Huang、JENN LEE、Liyu Tsai、Seivson、SILZENCE men、Story Wear、WANGLILING、WEAVISM。

 

誠品生活松菸店

 

新光三越A11

 

また、2021年10月1日〜2022年1月3日に誠品生活松菸店1階で、2021年9月24日〜10月31日に新光三越A11の2階で開催されているポップアップもおすすめです!

誠品生活松菸店ではアクセサリーを中心に、新光三越A11では服を中心に販売されてます。

ショーをしてるブランドの作品が実際に購入できますよ。

 

 

また、今季は期間限定でもう終わってしまったんですが、台湾の歴史を辿る無料展示「時代時裝」も開催されていました。

 

 

ファッションショー見てきました!

本会場の松菸創業園區4號倉庫

 

今回は、2つショーを見てきたので、その様子をご紹介します。

正直この2つは全体の中でも話題性と完成度が高かったのではと思います!!

 

Story Wear

 

最初に見たブランドは「Story Wear(故事衣)」。

零廢時裝Story Wear|永續•時尚•社會企業

このブランドは、ゴミゼロ、環境保全をモットーに活動しているファッションブランド。

洋服は、LEVI’S®Havaianas年興紡織など協力し、リサイクル素材を使用しています。

ドキュメンタリー映像「看見台灣」の故齊柏林監督の基金会とコラボレーションして、監督の写真を絵柄として使用したり、インスピレーションを得た作品を今回発表しました。

他にも、IKEAの制服をリメイクしてペット用の服に変えたり、台北市とコラボして環境問題解決製品を作ったり、様々なところで環境を考えるきっかけを作っています。

 

 

看見台灣の映像とともにスタートしたファッションショー。

気がつくと原住民語の歌がどこからか流れてきました。

なんと、原住民のおばあさんの生歌!

心現れる歌声と音楽で、会場はライブ会場のような雰囲気に。

 

 

映像と音楽に合わせてかなりたくさんの作品が行き交います。

Uターンするモデルさんもいれば、そのままさっていくモデルさんも。

見てる側としては、しっかり撮影タイミングを配慮してある動きだったので、すごく見やすかったです!

 

 

モデルさんは若い人からお年寄りまで、多種多様。

有名人も多く上の写真は真ん中が俳優の「戴祖雄Hero Tai」さん、右が日本人モデルの「一樹」さん。

写真撮れなかったのですが「時尚老人林經甫博士(Dr. Paul Lin) 」さん、「加賀美 智久」さんもいました!

 

 

ショーが落ち着いたと思ったら、ランウェイに楽器が!

しばらくすると女性が現れました。

なんと、台湾原住民歌手の巴奈(バナイ)

初めて生歌を聞きました。

 

 

その後、画面いっぱいにこのメッセージ。

製作一件牛仔褲需要一萬公升的水
(1つのジーンズを作るのに1万リットルの水が必要です)

相當於一個人一個月使用的自來水
(これは一人が1ヶ月使用する水に値します)

20%的海洋污染來自於紡織、時裝產業
(20%の海洋汚染は、紡績と機織、ファッション産業から来ています)

在台灣,每一分鐘正丟棄438件衣服
(台湾では1分間に438着の服が捨てられています)

という言葉が出てきて、観客に環境問題を訴えかけました。

 

 

最後は、モデルさん全員とデザイナーの陳冠白さんが出てきて終了!

全体的にすごく感動的な演出でした。

サスティナブルとごみゼロを目指すブランドで様々な年代の方々から支持されてる大注目のブランドです。

 

 

Story Wearは、事務所はありますが店舗がありません。

今回の信義新光三越A11の2階ポップアップで限定販売してるので、実際に試着して買える機会はかなり希少!とのことで、早速ポップアップに行って試着して購入してきました笑

コンセプトが素晴らしいのと、デザインも普段使いできる素敵なものばかり。

こういう良いブランドと出会える機会があるのもすごく良いイベントですよね!

ポップアップでは店員さんがブランドについての説明もしてくれるので、ファッションショーには行けないけどって方、期間限定ショップに行ってみるのすごくおすすめですよ!

 

 

#DAMUR

 

この日、次に見に行ったのは、#DAMUR。

#DAMUR | Berlin High-end Streetwear

このブランドは、今年の春に交差点でのゲリラファッションショーを開催したブランド。

今回は地下鉄を使ってゲリラをするとのことで、期待度が高まります。

 

 

スタートとなる予定だった台北メトロの松山駅は、公式発表はメディア向けだったにも関わらず、どんどん人が集まってきました。

それもそのはず、今回の#DAMURのショーにはBL界の有名俳優、李迪恩と楊宇騰が参加するとのことで、メディア関係者やブランドのファンが2〜3割ほどはいますが、その他は、駆けつけたファン笑

いつもとはちょっと違う、ホカホカした雰囲気が漂っていました笑

 

 

台北メトロ西門から乗り込んだモデルとデザイナーさんたちが、松山駅に到着。

到着した瞬間にフラッシュや人がどっと前へ前へと迫って会場は大混乱。

音楽も機械トラブルなのか流れず、ショーが始まったのかよくわからない状況に(汗)

そんな中、モデル事務所伊林の3人のモデルさんがめちゃめちゃ綺麗で、ニコニコとさすがプロ!

この大混乱でもファンサービスも忘れません!

 

 

今回も前回同様#kioskとのコラボレーションで、リサイクル素材を使用し、さらに台湾大手の紡織会社「永瀧興業」と協業し再生素材、環境保護シール大手の「柏愿」と協業し再生革素材と環境保護製造過程を開発。

テーマは「 #kiosk 永續再生潮流時裝 2.0 – AnimalFever」。

そう、動物をテーマにした作品。

よくみると、豹柄やゼブラ柄などが使用されてるのが分かります。

 

 

松山駅ー忠孝復興駅まで、電車に乗って移動します。

モデルさんと一般市民が同じ電車で移動していく様子はシュールw

 

 

今回、なぜ地下鉄を使ったこんなインパクトのあるゲリラショーを行ったのか理由がちゃんとあります。

台北メトロは台湾人にとって青春であり、日常的な場所。

台北らしい風景と先鋭的なファッション、環境保護概念で日常の中に少しでも喜びを与えたい、コロナで悶々としてる毎日に楽しさをという想いから。

なので、モデルさんもデザイナーさんも「普通に」地下鉄に乗って移動します。

ただ、ちょっと予定外だったのが、俳優のファンが思った以上に集まってしまったことでしょうか汗

 

 

電車の乗り換えもあるルートで開催。

他のお客さんと一緒に並んで電車待ちしている様子は、なんだかとても不思議な感じ。

ただ、モデルさんたちは自由に写真が撮られます。

どこから撮られても美しく見えるように、背筋を伸ばしてしっかりと歩く姿は、さすがプロ!!!!

 

 

最終スポット忠孝復興駅前のランウェイには、既にすごい人だかりができていました。

なんとか人と人の間を手を突っ込んで、最後の撮影に挑みました。

 

 

ショーのクライマックスは俳優「謝佳見」さんを先頭にモデルのランウェイ。

この方もBLドラマに出演されていて有名ですよね。

上の写真の左後ろにもう一人俳優の「李迪恩」さんも写っています。

この方も有名ですね!

 

 

ちょうど目の前で止まってくれたので、しっかり撮ることができました。

甘い瞳がマスクをしていてもイケメン〜!

着ていらっしゃるゼブラがらの上下もすごく素敵なデザインでした!

 

 

また、こちらが今回大注目だった日台ハーフの俳優「楊宇騰」さん。

私たちがスタンバッテたところも周りはほとんどが彼のファンだったので、目の前で止まった時には「何て幸運なの!!!ここにきてくれた!」とみなさん失神寸前(笑)

肌がとっても綺麗でした!

 

 

最後は、ランウェイがVIPとメディア関係者に解放され、アフターパーティー。

ブランドのファンたちがデザイナーやステージと思い思いに写真を撮っていました。

また、この時バックミュージック用のDJブースが用意されていたんですが、担当したのは、DJ Sonia Calico(ソニア・キャリコ)傅昱CORALなど。

振る舞われていたカクテルも有名ブランドが特熱に用意したもの。

最後の最後までインパクト満点の豪華なショーでした。

 

 

スポンサーの紹介

 

#DAMURのショーの時にいただいたアイテムからスポンサーを紹介していきます。

今回も引き続き、スポンサーに「中衛」が参加してます。

  • #DAMURのショーの時にモデルさんが着用していたブランドの蛍光色マスク
  • 台北地下鉄25周年限定マスク6種類
  • 台湾の映像祭「金馬賞 Golden Horse Awards」の限定マスク
  • ONE PEACEコラボのマスク

この4種類のマスク全て中衛のマークCSDが付いていました。(すごいバリエーション)

#DAMUR限定マスクは、「#」マークと「######」マークの2種類の柄がありました。

確かにモデルさんたちもよく見たらマスクの絵柄は2種類でしたね!

今回はショーの舞台が台北メトロだったこともあり、25周年限定マスク入っていてこれもカッコ良かったです!

それと、EMME22 奢華金采輕質油っていうアルガンオイルもついてきました。

これはどのスポンサーのアイテムだろう・・・?

多分ショーを見たブランドによって、微妙に違うと思います。

 

 

それとこちらは、StroyWearのパーカーをポップアップ店で購入した時におまけでいただいたもの!

中衛の國慶日の記念マスクもいただけましたー、嬉しい!

それとファッションウィークのオリジナルUSB扇風機と環境に優しい100%植のサトウキビストロー。

環境保護をテーマにしてるブランドも多いので、しっかりとストローについても説明をされましたよ!こういうの嬉しい!

 

2021 台北ファッションウィークSS22 概要

臺北時裝週 Taipei Fasion Week SS22HPFacebookInstagramYouTube
会期:2021年10月3日(日)ー10月17日(日)
公式会場:松山文創園区(Songshan Cultural and Creative Park)
主催:台湾行政院文化部
プロデュース:台湾コンデ・ナストグループ CNX Taiwan

 

前回の「2021秋冬台北ファッションウィーク(臺北時裝週 Taipei Fasion Week AW22)」はこちら

【イベント】台湾の最先端ブランドが集うおしゃれな1週間「臺北時裝週 Taipei Fasion Week」に行ってきました!

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