【台湾で生活】動物之家から保護犬を引き取り家族が増えました

台湾

動物の中では犬がダントツ一番好きなブロガーRie(@rieasianlife)です。

私は小さい頃からずっと犬を飼っていて、台湾でもいつか絶対飼うと決めていました。

今回、ペット可物件に引っ越したことと永住権を父も私も取得するのでついに決断しました!

台湾で定住されていて、犬を考えられている方向けに一部始終を記録しておこうと思います。

犬は命ある生き物です。最後まで育て上げる覚悟がある方のみ引き取ってください。

 

台湾のペットに関する考え方と政策

 

台湾に来たことがある方はびっくりしたこともあるかとは思いますが、台湾人とペットに関する考え方は、日本と少し違う部分がたくさんあります。具体的に挙げてみると・・・。

  • レストランやコンビニもペット同伴OK
  • ペットをカートで散歩
  • バイクに乗せて移動
  • リールをしてない状態での散歩

もちろんモラルの面を含めて危険な状態も多々あり、改善しないといけないところも多いですが、ペットが非常に人と近く、社会からも受け入れられていることがわかります。

 

また、2013年に公開された「あの頃君を追いかけた」で有名な九把刀監督(彼も愛犬家として有名)の記録映画「十二夜(動物収容所に入れられた野良犬が処分されるまでの12日間の話)」を皮切りに野良犬や動物保護に関する考え方が非常に強くなりました。

*十二夜に貼り付けているリンクは公式全編動画です。すごく悲しい内容なので、見られる場合は、衝撃が大きいかもしれません。お気をつけください。

 

2015年2月に「流浪動物零安樂死(野良犬殺処分ゼロ)」政策が提出。2016年5月に32歳の保健所動物医師が安楽死によるストレスで自殺したことなども後押しし、2017年2月6日に正式に政策が開始。

インドに次ぎアジア2番目の殺処分禁止国となりました。

これにより、処分されていた動物たちの保養施設キャパなど問題は山積みではありますが、動物収容所(アニマルシェルター)にいる動物たちは殺処分されなくなりました。

「犬は買うものではなく引き取るもの」という認識が私の周りの方々(台湾に住んでいる日本人も含めて)の中では、一般的になってきています。

この政策と動物愛護者たちの呼びかけの賜物だと思います。

 

 

こちら政府のサイト動物保護資訊網の「動物福利白皮書」にあった保護動物(収容隻數)と里親(領養隻數)の推移。

どんどん保護される動物も減り、里親の数との差がなくなってきました!

 

話は戻りまして、そんな動物を真剣に考えている台湾で、私も犬を飼うことを決心しました。

 

台湾の法律について

 

台湾にも日本の動物愛護法のような「動物保護法」という法律があります。

一番まずは知っておいた方がいいのは条文の中の以下「第5條」。

動物之飼主,以年滿二十歲者為限。未滿二十歲者飼養動物,以其法定代理人或法定監護人為飼主。

飼主對於其管領之動物,應依下列規定辦理:
一、提供適當、乾淨且無害之食物及二十四小時充足、乾淨之飲水。
二、提供安全、乾淨、通風、排水、適當及適量之遮蔽、照明與溫度之生活環境。
三、提供法定動物傳染病之必要防治。
四、避免其遭受騷擾、虐待或傷害。
五、以籠子飼養寵物者,其籠內空間應足供寵物充分伸展,並應提供充分之籠外活動時間。
六、以繩或鍊圈束寵物者,其繩或鍊應長於寵物身形且足供寵物充分伸展、活動,使用安全、舒適、透氣且保持適當鬆緊度之項圈,並應適時提供充分之戶外活動時間。
七、不得以汽、機車牽引寵物。
八、有發生危害之虞時,應將寵物移置安全處,並給予逃生之機會。
九、不得長時間將寵物留置密閉空間內,並應開啟對流孔洞供其呼吸。
十、提供其他妥善之照顧。
十一、除絕育外,不得對寵物施以非必要或不具醫療目的之手術。
飼主飼養之動物,除得交送動物收容處所或直轄市、縣(市)主管機關指定之場所收容處理外,不得棄養。

この法律全てとても大切なんですが、条件として法律で決められているのは「飼い主は20歳以上であること」。20歳以下の場合は、法定代理人や監査人が必要になります。

それと、どうしても飼えない場合は、保健所に連れて行きますが、途中放棄はしてはいけません。(できません。ではなく、してはいけません

 

次に、実際に飼うことになった場合、知っておかないといけない部分は「第四章 寵物之管理」。その中でも、特に気をつけるのはここかな。

前項寵物之出生、取得、轉讓、遺失及死亡,飼主應向直轄市、縣(市)主管機關或其委託之民間機構、團體辦理登記;直轄市、縣(市)主管機關應給與登記寵物身分標識,並應植入晶片。

動物をご縁があって飼う場合は、飼い主は公的機関または委託された民間機関、団体にペットの身分登記をしないといけません。

この辺は、ペットショップや保護施設、動物病院で教えてくれると思います。

 

約10年くらい前、私が駐在員だった父を尋ねて台湾に来ていたときは、路上にたくさんの皮膚病の野良犬がいて本当に怖かったのを覚えています。

現在、台北には、ほとんどそういう犬は少なくなって来ました。

 

犬を飼うための環境条件

 

台湾の場合、犬を飼うための基本的な条件ハードル(個人的な部分ではなく環境的な部分)はそこまで高くなく、条件さえそろえば、外国人でもペットを飼うことができます。

ただ、一番厄介な環境ハードルは「家」。

台湾の場合、家具付き物件がほとんどであり、大家さんは家具や壁などを傷つけられるので、ペットを飼うことに賛成ではない方が多いです。

なので、犬を飼う予定のある方は、引越しの時点からしっかりと賃貸契約を確認してください。

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鳥や金魚などはOKの方もいますが、犬猫はNGの場合が多いです。

もしOK物件だとしても、部屋が狭かったり、前の賃貸者もペットを飼っていた場合が多いので、部屋自体が汚いこともあります。

実際、私が以前ペット化物件で探した時、家具はボロボロ、床や壁は汚れまくっている物件なのに、家賃が高いなんてところもゴロゴロありました。

もしこっそり飼ってしまい、賃貸契約違反が見つかると、もちろんすぐに出ていかないといけなくなるのと、違約金を払うこともあります。

 

里親になるときの手順

動物病院、知人からの譲渡など様々な方法がありますが、ここからは実際に私が犬を飼うにあたり通った手順で説明して行きます。

 

保護施設「動物之家」へ

 

保護シェルターは各地にたくさんあり、家の近くの動物之家を探したり、政府のサイト「動物保護資訊網」にも公立収容所が掲載されています。

また、認領養(里親)サイト「全國動物收容管理系統」上でお目当ての子がいたらその子のいる施設へ電話をかけてまだいることを確認して行ったりします。

私は、ある程度サイトで見ていたんですが、やはりご縁だと思い「板橋動物之家」へ見に行きました。

この時、事前に電話をして確認したんですが、予約などは、必要ありませんでした。

 

未来の家族を見つける

 

施設の中には、子犬から成犬、犬だけでなく猫もいました。

たくさんのゲージの中から家族として受け入れられそうな子がいないか見て行きます。

各ゲージには「発見場所」「入所時期」「年齢」「性別」などの情報が書かれたカードが貼り付けられています。

子犬は必ずいるとは限らず、入所するとすぐに里親が見つかることが多いので、競争率が高く、ご縁です。

また、注射や去勢手術など処理を行なってからの引き渡しになるので、受け取りまで時間がかかる可能性もあります。

私もこの時、ゲージで寝ている3姉妹子犬がいたので覗いてみたんですが、昼過ぎだったからかぐたっと寝ていて、健康状態がすごく不安でした。

翌日その子達の譲渡会が行われると聞き、一旦この日は必要書類などを聞き、出直してもう一度会って決めることにしました。

この時に知っておきたい中国語

  • 結紮(jie2za1:ジエザー)去勢手術 ex)結紮了(去勢手術済み)
  • 狂犬病(kuang2quan3bing4:コンチュエンビン)狂犬病
  • 母(mu3:ムー)女の子
  • 公(gong1:ゴン)男の子

 

譲渡会でマッチングと抽選

 

いよいよ譲渡会当日。

まだ里親になるとは決まってませんが、正直前日は眠れませんでした笑

朝10時から欲しい犬が被ったら抽選になるので、早めに来て犬を決めてと言われていたので、9時45分くらいに会場に到着。

もうすでに8組ほどの方々がいました。

この日の譲渡会は、この3匹の台湾犬ミックス姉妹とチワワ1匹。

昨日とは打って変わって元気が良くて、クンクンと動き回っていました。

 

 

3匹のうち一番人気は一番元気がよく、はしゃいでいた茶色い子。

最後の最後まで悩んで、私は、この白髪まじりの次に元気が良かった子で希望を出しました。

同じお母さんから生まれたのに、性格も毛色も全然違うんですよね。

 

 

結果、希望者がいなかったので、私はこの子の里親になることになりました!

里親になるかどうかは決まってなかったので、バックも何も持って行ってませんでしたが、施設で段ボールと簡易的なリードをいただけました。

 

 

また、里親に決まったら以下の書類を記入しました。

<必要書類>

  • 居留証
  • 20歳以上の本人

<当日記入する書類>

  • 新北市板橋(區)公立動物之家犬貓隻認養表:里親表
  • 認養動物切結書:里親契約書
  • 認養注意事項:里親注意事項
  • 新北市寵物登記、狂犬病疫苗注射及結育查核紀錄表:ペット登録と狂犬病予防接種、養育記録表
  • 新北市飼養寵物前生命教育課程,飼養寵物認證卡兌換單:ペット生命教育課程、飼育認証カード交換表
  • 飼養寵物生命教育問卷:ペットの生命教育問題

もちろん、全て中国語です。

中国語ができる方、解説していただける方を連れて行ってください。

 

さらに、里親契約をすることで自動的に「新北市政府動物保護防疫處」カードと「新北市政府飼養寵物認證」カードも受けとりました。

1.新北市特定寵物業特約優惠店家:特約ペット用品店での費用優待
2.犬貓絕育補助(公600/隻,母1200/隻):育児放棄補助
3.新北市動保處及各動物之家施打狂犬病疫苗110元:狂犬病注射補助
4.犬貓晶片免費登記:ICチップ(寵物晶片)、ペット無料登録
5.已寵物登記免費犬貓往生大體處理:登録したペットが亡くなった時の費用補助

この「新北市政府飼養寵物認證」カードを持っていれば、上記のような政府支援が受けられます。

(ただし、こちらは新北市の制度であり、各自治体で条件は異なるようです)

うちの子にも事前にICチップが埋め込まれ、動物登録された状態で渡されました。

また、私が行った板橋動物之家では、動物愛護イベントや授業参加の優待もあるようでした。

 

手続きが終わったら、すぐに動物病院へ

 

施設からの受け渡しはすぐ書類にサインして完了だったので、そのまま動物病院へ。

保護施設の犬達は、野良犬だった子が多く、狂犬病予防注射はしてますが、他にも病気を持ってる可能性もあります。

お医者さんが状態を見て「元気がないし、血便と虫もいるね」と言われて、段ボールを見ると来る途中にしていたウンチの中に動いてはいませんでしたが、でっかい犬回虫が!

おぉ・・・、結構動き回っていたので、安心してましたが、これで元気ないのか・・・!

ちょっと心配になりました汗

ひとまず、尿と便を顕微鏡検査してもらいました。(料金450元)

 

 

体重を測ってみたところ現在4.44kg。

「MILPRO」(1箱400元)というお薬を月1回食べさせて、5kgを超えたら2粒あげなさいと言われました。

 

先生は、回虫よりも血便を心配されていて「ここで治療することもできるけど、引き受けた保護施設(板橋動物之家)に連れて行けば、国補助でただでできるよ」と進めてくれました。

板橋動物之家に電話かけたところ「子供だし手術したばかりだからよくあることだ」と言われ、困っていると病院の先生が電話に替わってくれ「ちゃんとそこまで見てあげるのがお互い動物への愛心(思いやり)だろう!」話をつけてくれました。

なんていい先生・・・・。

タクシー代も移動時間もかかるし、まず回虫の治療をして、1週間様子を見て悪化するようなら板橋動物之家に行くことにし、連れて帰りました。

 

道具の買い出し

 

動物病院の後、そのまま近くのペット用品店へ。

子犬を見せ、ご飯や水入れなど相談しながら以下を購入。

  • トイレシート(P.PDOG尿布墊)x2:499元
  • 水とご飯用のトレー(SuperBowl彩):572元
  • 犬用のミルク(ZEAL鮮乳380ml):99元
  • カリカリの餌(原點 雞肉凍乾幼):1,118元

ちょっといい餌を買っちゃいましたが、仕方ない!

店員さんが「このくらいの犬ならこれよ!」とかなり詳しく教えてくれて、すごく助かりました。

あと、おまけにお菓子を2種類つけてくれました。(まだ食べれないけど)

 

家を慣れさせる

 

もちろん彼女にとっては、私の家は知らない場所。

鳴いたり、吠えたりは一切しなかったんですが、お家に帰ると、しばらくトイレの端の方にずっとうずくまってました。

ご飯をまだ食べてなかったし、お薬も飲ませないといけないので、ご飯を用意し、カリカリとミルクを手ですくいながら、少しずつ口元に持っていくと、ペロペロと食べ始めてくれました。

私の手も嫌がらずに舐めてたので、隙を見て薬を忍ばせるとすんなり食べてくれて安心しました。

 

今回、犬を飼いはじめて

 

もともと日本では犬を飼っていたんですが、台湾で飼うのは人生初めて。

ネットで資料を調べてみたり、同じように犬を飼っている方に話を聞いたり、施設へ電話したり、調べていくうちに、台湾で動物を飼うことに対するハードルの低さをかなり感じました。

私は外国人であり、予定は全くないですし、帰る気もないですが、日本に帰国しなければならないことがもしかしたらあるかもしれません。

もちろん、そうなったら検査して日本に連れていく気でいますが、特有の細菌がいたりと検疫でどうなるか未知数。

なので、外国人に対する譲渡のハードルは高く、何度も授業や身辺調査とかそういうものがあるのではと思ってたんですが、必要書類は居留証のみ汗

ちょっと拍子抜けしてしまいました笑

 

 

淡水の川辺で3姉妹で一緒にいたところを保護され、ご縁があってうちにやってきた2月中旬(野良犬だったのではっきりとはわかりません)生まれの女の子。

名前は、春節付近に生まれているので「春(ハル)」ちゃんにしました。

最初は部屋の隅っこに縮こまっていたんですが、少しずつ打ち解けてきて、家に帰ると「さみしかったよぉ〜〜〜!」と甘えて私の周りをついて回るようになりました。

本当に賢い犬で、ただいま、一生懸命にトイレを覚えています!

春ちゃんの特徴との生活については、また今後ご紹介して行きます。

よろしくお願いします^^

 

 

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